2020.7.4 心理学講座 リーダーに対する反発(リーダーシップへの道20)
リーダーに対して腹が立つこと
いっぱいあると思います。
「もっとこうすればいいのに」
と思うこともあるでしょうし
「なんでこんなことをするんだ」
とか
「なんでこうしないんだ」
と思うことだってあります。
良いリーダーというのは、周りの意見に耳を傾け、
悪いリーダーというのは、人の意見を聞き入れません。
しかし、たとえ良いリーダーであっても、人は完璧ではありませんから、選択を間違ったり、落ち度があったりするものです。
こんな時、リーダーに対して、いかに良い案を提示し、リーダーをサポートできるか、それもまたリーダーシップ形のひとつでもあります。
リーダーを補佐し支える
リーダーは先頭に立って、皆進む前を向いていますので、横や後ろがどうなっているか、見ることはできません。
リーダーをサポートする人は、リーダーの後ろにいる分だけ、リーダーより視野が広くなります。
なので、リーダーが見落としているところがよく見えるわけです。
リーダーには死角がある
その死角を補うことこそ、リーダーシップの役割のひとつといえるでしょう。
ただ、「不平屋」とは違いますよ。
不平屋は、不平不満を言うことに目的があって、組織やグループ全体の発展や成長には、なんら興味はありませんからね。
そして、不平屋はなによりリーダーになることを嫌います。
テレビのニュースを見たり、ネットの記事を読んだりして文句ばかりを言っているおっさんと一緒ですよね。
あ、私のことか(笑)
良いリーダーシップは、リーダーに対してどのような態度をとるのか。
これだけでもわかるわけです。
リーダーにゴマをするのが良いリーダーシップではありませんよ。
一つの形として表現するならば、リーダーを尊敬し、立てつつも、リーダーと対等に接し、必要とあれば苦言を呈することができる。
一番のポイントは「対等」であること。
夫婦関係も似たようなものかもしれませんね。
相手に対して、愛情だけでなく、尊敬の気持ちを失えば、やはり関係は悪化しますからね。
おまけに、パートナーにリーダーシップを押し付けてしまうと、やはり関係が悪化しますから、男女ともに気を付けてくださいね。