2020.6.17 心理学講座 リーダーシップの誤解(リーダーシップへの道11)
リーダーシップは、たびたび誤解されます。
リーダーシップをとっている人は、周りから見ていると「さも当たり前」のようにリーダーシップをとっているわけです。
しかし、当の本人は、そんな事にすら自覚がありません。
例えば、10年間三味線の練習をして、かなり上手に演奏できるようになったとします。
三味線を始めた人から見たら、すごく上手に、しかも簡単に演奏しているように見えるでしょう。
当の本人は、ただ「当たり前」に演奏しているに過ぎないんですよね。
でもそれも、10年という積み重ねがあるからこそ、なんです。
しかし、10年間どれだけ辛い練習をしてきたか、というのは、ただ演奏しているだけではわからないんですよね。
当たり前でない事を、さも当たり前のようにこなす。
これも一つのリーダーシップの形なんです。
でも、実際にやってみれば、それが当たり前でない事に気がつくわけです。
私が以前、カウンセリングの指導をしているとき、私のカウンセリングスタイルを真似したカウンセラーがいます。
私のカウンセリングスタイルは、ぱっと見だれでも真似できそうなんですよ。
なぜなら、すごく論理的に表現していますからね。
ところが、実際に私のスタイルでカウンセリングを真似してみればわかるんですが、あるところで必ず行き詰まるんです。
それは「直感」の部分なんです。
私のカウンセリングスタイルは、直感で感じたものを言葉に置き換えているに過ぎないわけですが、単純にスタイルをまねただけでは、すごく論理的に頭で考えているように見えますので、直感を使わないんですよね。
なので、直感を使う部分で行き詰まってしまうわけです。
私のカウンセリングを受けた人はわかると思うのですが、普通にカウンセリングをしていると、本当に論理的に聞こえると思います。
実際には、8割は直感で話しています。
実は、この心理学講座も、ベースは直感で、感じたものを言葉にして、それにわかりやすくするために言葉を肉付けして膨らましているに過ぎないんですよね。
なので、人によっては読みづらかったり、話が飛んでいるように感じたりするかもしれません。
なぜこのようなスタイルになったのか、というと、とにかく聞き手に理解してもらうことを目標にしたら、こんな風になってしまったわけです(笑)
それがいいかどうかはクライアントさんが判断する事ですけどね。
私がどんなカウンセリングをしているのか。
興味がある方は、お試しのカウンセリングをご利用くださいませ。