2020.11.9 心理学講座 組織論について
私は暇なときに、いろんな方のブログや動画を徹底的に見ることがあります。
私もそうなのですが、皆自分の考え方があり、自分なりのポリシーがありますから、自分とは違う意見を持つ人の話というのも、読んでいて面白いなと感じるわけです。
そうやって、つらつらとブログを読んでいたら、ある時、こんな記事を見つけました。
【組織論1】
一人が抜けた時、チームの作業能力が著しく落ちる事がある。
この場合、その人物が
チームに於ける人間関係の潤滑油として
重要な役割を果たしていた場合が多い。
【組織論2】
某チームが作業能力が低い理由として
社員Aが無能である事を挙げた。
それで社員Aの代わりに
仕事の出来る社員Bを入れた。
結果、チームの作業能力は更に低下した。
これは
チームメンバーが
※仕事に対する不平不満を社員Aにぶつけていた。
※社員Aを共通の敵とする事でチームの団結を維持していた。
それなのに
社員Aから社員Bに代わった事で
メンバーは団結を維持出来なくなったから。
スケープゴートが
組織の潤滑油、クッション材となっている事も珍しくは無い。
いやぁ、当たり前に知っていたことではありますが、こうやって簡潔に書いていただけると、非常にわかりやすいですね。
組織論1については、今まさに体験中でございます。
詳しい話は10月8日以降に「ぶっちゃけ話」として皆様にお話しすることになりますが、とある人の存在が、全体の潤滑油になっていて、ベストとは言わないまでも、それなりに機能していたんですよね。
ところが、その人が抜けた途端に、一気に環境がおかしくなり、結果作業効率は落ち、個々人に大きな負担がのしかかる、となってしまいます。
この段階でカウンセリングに来られる方は、やっぱり過去に何人かおりましたね。
組織論2についてですが、実は私のクライアントさんにはこのパターンが多いんですよね。
このパターンでは、パワハラやモラハラになるケースも当然あるわけですが、それ以上に、会社そのものが、その風潮が当たり前になって、スケープゴートを見つけては攻撃し、会社を辞めさせて、また新しいスケープゴートを見つける。
まあ典型的なブラック企業でしょうね。
世の中には、
世間の常識は業界では非常識
業界の常識は世間では非常識
なんてことはよくある話です。
一番わかりやすいのはテレビ業界や出版業界、官公庁などでしょうね。
業界には業界のルールがありますから、世間一般のルールに当てはまらないことはよくあるわけです。
もちろん、カウンセラー業界にも、世間的には非常識なのですが、業界的には常識、ということはありますからね。
まあ、業界には業界のやり方があって、そこに適応できなければ、大変な思いをする。
何の仕事をするかよりも、いかに適応できるかが、本当は大切なのかもしれません。
もし適応できない時は、その時は変化するタイミングが来ている、ということなのかもしれませんね。
私は組織論1のあおりを食らう形で、職場環境を替えようと決めましたのでね。
それが結果としてよかったか悪かったかは、死ぬ直前に決めればいいことであって、結果が出る前から良し悪しを考えても意味はないのかもしれませんね。