2020.11.27 当たり前を維持する難しさ
よくカウンセリングなどで「当たり前のことを当たり前でない目線で見て見る」というお話をします。
当たり前になっていると、意識しなくなってしまいますからね。
当たり前でない状況になって、初めて「当たり前の大切さを知る」ことになったりするわけです。
最近、とあるアニメを見ておりまして、このようなセリフがありました。
「これはここにあるのが当たり前なんです。その当たり前を守るために、日夜努力しているんですよ」
これは目からうろこでした。
東京などに住んでおりますと、近所の商店街のお店などがめまぐるしく入れ替わるんですよね。
それでお気に入りの店がどれだけなくなったことか(ToT)
そう考えたら、当たり前と今は思っていても、いつ当たり前でなくなるか、わからないんですよね。
人間関係や人の心も同じで、気がついたら、当たり前だったものが当たり前でなくなっている。
当たり前を維持することって、実はすごく大変なことなんじゃないか。
当たり前に会える友人たちも、その当たり前がいつまで続くかわからない。
逆に、当たり前を維持するために、人は努力する。
よく考えたら、私は両方を経験していたんですよね。
当たり前をたくさんなくしましたし、当たり前だったものを自分の手で壊したり。
そんな中で、未だに当たり前にお付き合いをしてくれる友人の存在は、とてもありがたいことです。
当たり前に感謝しつつ、当たり前を維持する努力を忘れないよう、生じできればいいなと感じる、今日この頃でした。