2020.11.17 目線の先
先日、発達障害の子どもと遊ぶ機会があったんです。
お母さんと私、そして子どもと3人で、紙風船で遊んでいたんですよ。
で、その時ふと気がついたことがあります。
子供が紙風船をよく落とすんです。
まあ子供ですからねぇ、と言ってしまえばそれまでですが、ちょっと気になったんですよ。
で、よく観察してみると、あることがわかったんです。
子供は、お母さんの手しか見ていないんです。
もしかしたらお母さんの顔しか見ていないかもしれない。
で、そこばかりを見て、紙風船を全く見ていないから、風船が取れないわけです。
普通に考えれば、動いている風船に目線が行きますよね。
でも、その子供は、目線はお母さんに固定されていて、動く紙風船を全く追いかけないんですよ。
ああ、これも一つの特徴なんだなぁ。
遊んだ後にお母さんにこのことを話すと、お母さんもびっくりしていました。
お母さんの話では、確かにボールなどを使った遊びは苦手で、すぐボールを見失ったりするそうです。
そりゃあ動いているボールを目で追いかけていないと、見失いますわなぁ。
でも、それだけ自分が興味があるもの、大切なものに意識を集中しているとも言えるんでしょうね。
いつも感じることですが、子供から学ぶことって本当にたくさんあります。
子供をじっくり観察するのも、すごく勉強になりますよ。