2020.10.10 心理学講座 焦りの心理
焦らないと動かない人っていますよね。
一番わかりやすいのが、毎回期限や締め切りに追われたり、夏休みの宿題は、新学期前日にまとめてやったり。
なかには、期限や締め切りを過ぎてから、やっとやり始める人もいます。
なぜ人は、焦らないと動かないのでしょう。
焦らないと動かない人というのは、最後にはどうにかなる、と思っている人が多いですね。
今まで何度も、何とかなってきたのだから、今回も何とかなるだろう。
こういった感覚を持っている可能性があるわけです。
言い換えるのであれば、焦りを感じてからやればいい、くらいなのかもしれません。
これは、今までの経験から、これくらいからはじめたら間に合う、というのを、無意識が覚えていて、結果行動が無意識にしたがっているのかもしれません。
なかには、やりたくないことであれば、できる限り避けて通りたい。
でも、もう逃げられないところまできていて、やっと逃げるのをやめようと、感じるのかもしれません。
嫌いな食べ物を残して、最後に食べる、みたいな感じですね。
焦りには、大きく分けて4つのパターンがあります。
まだ焦らなくてもいい段階から焦るタイプ
直前になって焦るタイプ
ぎりぎりになって焦るタイプ
ぎりぎりまで行っても焦らないタイプ
高い夢や目標がある人は、焦らなくてもいい段階から、焦ったりすることもあります。
みんなで同じ目標を目指そう、としても、目指す先が同じ「高さ」とは限らないわけです。
たとえるならば、オリンピックに出場することを目標とするのか、オリンピックで金メダルを取ることを目標とするのか、くらいの違いがある感じです。
焦りは、心が自分に伝えてくれるメッセージです。
それは、心の中にある不安であったり、〜しなければいけないという考え方であったり、自信のなさであったり、目標に向かうためのレベル向上であったり、さまざまな心からのメッセージが、焦りの中に隠れているわけです。
基本は、焦りがあるときは不安があります。
また、今の自分に自信がなかったりもします。
ついでに、不安があるときほど、怒りやすくもなります。
焦りと不安と怒り。
この三つは、意外と関連性が深いかもしれませんね。