2020.1.5 多様性を受け入れる
昔、カウンセリングの考え方について、私が話していることと、別のカウンセラーさんが話していることが、全く逆だという話がありました。
そりゃそんなこともあるでしょう。
いろんな考え方があって、いろんなアプローチがある。
多様性があることは、それを選ぶクライアントさんたちには、とてもいいことですからね。
同じところで学んでも、同じように勉強しても、自分というフィルターを通せば、全く同じものにはならないわけです。
それが、個性という形になっていくのでしょうね。
でも、自分と違うからといって、自分の考え方を相手に押し付けるのは、カウンセラーとしてはいただけません。
間違っていることを「間違いだ」と指摘するのはいいでしょう。
しかし、その場合「なぜ間違いなのか」を明確に説明できないと、ただのコントロールになってしまいかねないわけです。
「違う」のと「間違い」とは、全然意味が違いますからね。
みんなと違っていて構わない。
不安があるときほど、問題は問題になりにくい。
そういった心構えが、カウンセラーには必要かもしれませんね。