話すだけでも楽になる(再掲載)
最近、「コロナうつ」という言葉を耳にします。
今回のことに限らず、大震災の時など、日常が大きく変わってしまい、なかなか元の日常に戻ることができなくなった時など、うつになりやすくなったりします。
私も阪神大震災の時、余震に怯えた生活の中で、家族4人が一つの部屋でなる生活が3ヶ月ほど続き、家族全員が軽いうつ状態になり、かなり険悪な状態になったことがありました。
普段と同じ生活が送れなくなったり、プライベートが全くなくなってしまったり、閉鎖された空間に閉じ込められたりすると、やはり人の心って疲弊します。
最近でも、娘ちゃんが遊びたいのに外に行けないということで、かなり不機嫌になっていたりしましたからね。
多くの場合、元の生活にいつ戻れるかわからない、収入がなくなるなど、未来に対する不安があったり、非日常って、精神的にちょっとずつ追い詰められてきますからね。
そんな時、いかに自分の心をリフレッシュするのか、というのが重要になるわけです。
今ではネットで注文することで、いろんなものを取り寄せすることができたりしますが、やっぱり外で遊びたいとか、どこかに出かけたいとか、そういう時ってしんどいわけです。
特に今回は「人とできるだけ関わらない」ことが防疫になるわけですから、人と関わりたいと思っている人からしたら、かなりしんどいでしょうね。
かくいう私もかなりしんどかったんです。
それ以上に、誰も知り合いのいない土地で、誰ともしゃべらずにずっと仕事と家だけの生活をしていると、やっぱネガティブになりますよ。
そんな時、友人から連絡がありまして、ちょこっとSNSで話したんですね。
本当にちょこっとだったんですけど、それだけでも心の負担が少し軽くなったんですよね。
話すだけでも楽になる。
カウンセリングにおける傾聴の基本中の基本ですね。
まあ今回の場合は、お互い話を聞いたことで私が楽になったんですけどね。
直接接触しなくても、できることはあるかもしれない。
また、誰かと話をしたいという理由で、カウンセリングを使ってみるのもいいかもしれない。
とにかく、一人で抱え込まないようにしてくださいね。
そして、体調には十分にお気をつけくださいませ。