自由と抑圧②

前回の続きですが、抑圧しなくていい人ほど抑圧して、抑圧した方がいい人ほど抑圧しない、という問題ですが、昔こんなことがありました。

私がまだ、カウンセラーの団体に所属していた頃、カウンセラーを集めて師匠からお話がありました。

それはクライアントに対しての注意事項だったわけですが、私なんかは一風変わったカウンセリングをしていますから、まあクレームも当時はそこそこあったんです。

ですので、師匠の言葉に対して「もっと注意しないといけないなぁ」と聞いていたんですよ。

そしたら師匠が

「この話を聞いて、注意しないと、と思った人ほど、ちゃんとできている人なんですよね。同じ話を聞いても、自分には関係ないと思っているカウンセラーに対して、この話をしているんですよ」

と、釘を刺しました。

う〜ん、心を読まれたかと思いましたね。

自己を省みるのもまた「自己の抑制」ですからね。

ただ、やりすぎてもやらなさすぎても、結果として自己否定感は強くなってしまうわけです。

自己を省みない人は、当然周りに負担をかけるわけですから、自分が望んだ評価を周りからはもらえなくなりますよね。

本人的には周りの責任にすれば、とりあえず心は安定しますが、結果として評価は得られなくなってしまう。

程々が一番

ということです。

皆さんも、私のようなマニアにならないようにね(おいおい)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

次の記事

自由と抑圧①