自分に優しくって、どういうこと?
自分に優しくする
カウンセリングでこう話すときがあるのですが、これにはよく質問が返ってきます。
自分に優しくって、どういうこと?
自分の思い通りにしていいってこと?
自分を甘やかしていいってこと?
もっとわがまま言っていいってこと?
全部はずれです(笑)
心理学には、投影というのがあります。
周りにいる人たちから感じるものは、自分の心の鏡である、といった感じでしょうか。
もう少しわかりやすく言うと、周りの人たちが自分にしてくることは、自分自身が自分にしていることでもある、ということです。
誰かが自分に冷たくしたとしたら、もしかしたら自分自身が自分に冷たく接しているのかもしれない。
誰かから憎まれたら、もしかしたら自分自身が自分を憎んでいるのかもしれない。
こういう見方をします。
つまり
人のふり見て我がふり直せ
ということなんですよね。
なんで私だけがこんなつらい目に合わなければいけないの?
と思った時、自分自身が自分をつらい目に合わせていないか、一度自分を顧みる必要があるわけです。
物事の見方を変えることで、より自分を理解して、自分自身を幸せに導いていく。
誰かが自分に優しくしてくれるから、ではなくて、自分が自分に優しい分だけ、誰かが自分に優しくしてくれるわけです。
人を愛した分だけ、人から愛される。
人を助けた分だけ、人から助けてもらえる。
結局、自分がしたこと以外自分には還ってこないんですよね。
もちろん例外はありますけどね。
自分に優しく、というのは、自分自身が持っている愛をどれだけ信頼できるか、なのかもしれませんね。