私と仕事とどっちが大事?〜仕事と恋愛のバランス~2

前回の続きになります。

少し想像してみてください。
 
片足だけで立ち続けることって、楽でしょうか?
 
おそらく大変ですよね。
 
では、両足で立ち続けることはどうでしょう?
 
たぶんかなり楽ですよね。
 
では、両足で立って、さらに杖を持っていたらどうでしょうか?
 
安定感が増すと思いませんか?
 
これが、人生を豊かにする三つの要素の仕組みなんです。
 
つまり、「人生」という旗を立てるためには、三本足の台を使った方が旗がたてやすい、ということですね。
 
たとえばこれが、「自分は仕事とプライベートはあるけれど、恋愛がない」という人は、パートナーを使って自分にとって一番弱い部分を補強しようとするわけです。
 
また、「仕事」と「プライベート」が一本になっていたり、「恋愛」と「プライベート」が一本になっている人も、世の中にはたくさんいるかもしれません。
 
一般的に男性的な人は、「仕事」の部分が太くできていて、女性的な人は「恋愛」の部分が太くなっている傾向があります。
 
たとえば、仕事をがんばってる人は、三本足の「仕事」が太くて、残りの二本がかなり細くなっているような感じかもしれません。
 
ほとんど人生を「仕事」だけで支えているようなものですよね。
 
逆に、このような人を好きになる人は、「仕事」以外のどれか、ほとんどの場合は「恋愛」ですが、この三本足の「恋愛」が太くて、仕事がそれほど太くないのかもしれません。
 
自分に足りないものをパートナーに求めるのは基本ですからね。
 
日常生活の中で、恋愛や仕事がうまくいかない、プライベートがつまらないと感じているときがあれば、まずはこの「三つの要素」のバランスが崩れていることに気がついてみましょう。
 
そしてこのバランスがよくなるように、自分の生活態度や思考パターンを変えてみてはいかがでしょうか?
 
最後に、質問の答えをこのように分類してみました。
 
最初の質問で、パートナーが「仕事」と答えた場合、自分は「恋愛」で自分を支えている傾向があります。
 
また、お互いに相手に対して相当不満を持っているか、相当仕事が楽しい可能性があります。
 
最初の質問で、パートナーが「恋愛」と答えた場合、お互いに不満がなければ問題ありませんが、もしお互いに、もしくはどちらかに不満があれば、恋愛に逃げる(浮気されやすい)傾向があります。
 
最初の質問で、パートナーが「両方」と答えた場合、バランスがとれている傾向があります。
 
ただし、バランスがとれていても、必ずしもいい状態とはかぎりません。
 
たとえば、国語、数学、理科、社会の四科目全てが八〇点台だと、これはバランスがとれている状態といえるかもしれません。
 
しかし、四科目全てが二〇点台であった場合、ある意味ではバランスがとれているといえなくもないわけです。
 
最初の質問で、パートナーが「それら以外」と答えた場合、相手は「プライベート」をなにより大切にしている傾向があります。
 
まあそもそも「仕事と私とどっちが大事?」と言っている時点で、相手に対して相当不満がたまっていますから、言いたくなったとき、言われたときは、なにをおいても「コミュニケーション」が足りていませんので、気をつけてくださいね。
 
※この講座は、2009年08月19日のコラムに掲載されたものを、加筆修正したものです。

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