男性の無価値感について
故郷に錦を飾る
という言葉があります。
これは、男性などが社会に出て、成功して家に帰って、両親や家族に喜んでもらおうとか考えるわけですよ。
では、ここで質問です。
故郷に錦を飾ろうとして、結果飾れなかった時。
あなたは家に帰ることができるでしょうか?
自分が成功していたら、胸を張って家に帰ることができるわけですが、失敗していたりしたら、家の敷居がものすごく高く感じるかもしれませんね。
実は、故郷に錦を飾る方法、というより、故郷に錦を飾りたければ、最低限この部分に気がついていないと失敗します。
それは
自分に価値がある
ということです。
桃太郎の話はみなさんご存知ですよね。
桃から生まれた桃太郎。
鬼ヶ島に鬼退治に行って、財宝を奪っておじいさんとおばあさんの元に戻ってきた。
もし、鬼退治に行って、鬼に負けて、その状態でおじいさんたちの元に帰れるでしょうか?
男性としては、なかなか帰りづらいですよね。
ところが、家族の視点で見ると、少し違うんです。
おじいさんやおばあさんが欲しいのは、金銀財宝なのでしょうか?
それとも、たとえ負けても、桃太郎が無事に帰ってくることでしょうか?
男性って、得てして自分自身の存在そのものに価値がある、とはなかなか感じにくいんですよね。
なぜなら、男性の方が無価値感が強いからです。
それは、誰かの役に立つことであったり、必要とされることであったり、そういうことを実感して初めて、自分の価値が認識でいるんですよね。
でも実際は、自分の存在そのものに一番の価値があるわけで、それが認められないと、結構錦を飾れないまま失敗するケースが多いんですよね。
言い換えると、自分の価値をしっかりと認識できる人が、故郷に錦を飾れる人なのかもしれません。
さて男性諸君。
皆さんは、自分の価値をしっかりと認識していますか?