欲求は代用品
今回は欲求についてのお話です。
欲求というのは誰にでもあるものです。
で、自分の欲求を満たしたいと思うことが、向上心になったり、成長の糧になることもよくあるわけです。
ただ、当然のごとく問題もあります。
それは、本当に求めているものでない者に対して欲求を持つことです。
たとえるなら、子供が仮面ライダーのおもちゃをほしがっていたとして、プリキュアのおもちゃを与えても、満足しないですよね。
また、どうしてカレーが食べたいと思っているときに、天丼を食べても、満腹感は手に入れても満足感はあまりないかもしれませんね。
自分の中にある欲求。
それが、本当に自分の求めているものであるならば、満たされれば満足するわけです。
しかし、自分が求めているものが、本当に求めているものの代用品であった場合、いくら手に入れても、満足感は一時的なものになってしまい、もっと、もっとと求め続けてしまう。
つまり、自分の欲求を代用品でごまかしているということになるわけです。
どれだけやっても満たされない欲求って、自分が本当に求めているものとは違う、代用品の可能性が高いわけです。
代用品で満たした場合、本当にほしいものではないので、満たされた感は一時的なものになります。
で、それを繰り返してしまい、もっと、もっとという状態ができてしまうわけです。
では、本当に自分が求めているものが何なのか。
これがわかってしまえば、強い欲求に振り回されることはなくなりますし、代用品でごまかすこともしなくなりますから、欲求そのものが一つの道筋へと変わったりします。
自分の持っている欲求が、代用品なのかどうか。
これを見極めるのって、自分にとって間違いなくプラスになることですから、やっておいたほうがいいと思うんですけどねぇ。
まあ中には、自分の本当の欲求に気づきたくない人もいて、自分に気づかせないように代用品で賄っている、なんて人もいますからねぇ。
どちらにしろ、欲求を正しく認識することが、自分への負担を軽くしたり、本来の自分を知る機会にもなりますからね。
興味がある方は、しっかりと向き合ってみてくださいませ。