楽しむ事の大切さ
一生懸命にやる。
いいことですよね。
例えば、私の例でいえば、エイサーの発表会があるので、一生懸命練習する。
何の問題もないわけです。
ところが、踊りの先生からは、いつもこういわれます。
もっと楽しそうに演奏してください。
まあ練習でいっぱいいっぱいですから、なかなか楽しそうに、とはいかないものです。
ところが、私の場合、ミスをすると、自然と顔が笑ってきます。
結果笑顔で演奏しますから、そのほうが見ている側としてはよく見えるんですよね。
一生懸命やること自体は、全然いいわけです。
ですが、そこに「楽しさ」を入れたらどうなるでしょう?
自分自身が楽しんでしまう。
すると、ただ一生懸命なだけではなく、観ている人たちに、楽しさまで伝わっていくわけです。
シンクロナイズドスイミングなんか、まさにそうですよね。
どんなにきつい演技を披露しても、顔は笑顔なんですよね。
もちろん、作り笑顔というのもありますが、心から楽しいと感じているときは、その楽しさが伝わって、観ている観衆にも、楽しさが伝わるわけですよ。
いい演奏をする、いい演技をする。
とても大切なことです。
それ以上に、楽しむこと。
これが、上達の秘訣でもあり、観ている人たちを引き付ける力にもなるわけです。
たぶん、仕事だって、パートナーとだって同じかもしれません。
楽しんで仕事をする。
パートナーとのかかわりを楽しむ。
そうすることで、楽しさが相手に伝わっていき、より良い仕事ができたり、パートナーと親密になれたりするわけです。
もちろん、ただの独りよがりではいけません。
基本は、一緒に楽しもう、という気持ちが必要です。
以前、とある仕事をしていた時に、私は皆さんに楽しく仕事をしていただきたいと思い、いろいろと趣向を凝らしました。
仕事としては、とても真剣であっても、どこか楽しんで仕事をしていただけるよう、雰囲気づくりをいろいろとしたんですよね。
その趣向を凝らしている自分が、もう楽しかったわけです。
そしたら、参加している皆さんも、楽しいとおっしゃってくださって、より良い仕事ができました。
相手を楽しませたかったら、まず自分が「一生懸命」を楽しむこと。
言葉にすると、ちょっとわかりにくいかもしれません。
ただ、どんなときであっても、楽しさを求める自分であってください。
楽しいは無敵です。
心から楽しんで、自分を含めたみんなを楽しくできる。
そんな自分に、なれるかもしれませんよ。