思い込みによる影響
皆さんは、プラシーボ効果というのは聞いたことがありますでしょうか?
一番わかりやすいのが、偽薬ですね。
病気の人に、ただのビタミン剤を「これはあなたの病気が必ず治る病気だ」と言って飲ませると、本当に病気が治ったりします。
これは、自分自身が信じることで効果を発揮することをプラシーボ効果と言います。
では、この反対は聞いたことがありますか?
これは「ノーシーボ効果」というそうです。
これは先ほどのプラシーボ効果と反対で、例えば薬を飲んだ時に「これには副作用がある」と思い込んで、本来あるはずのない副作用が、本当に出てしまったりします。
時には死に至ることもあります。
よく刑事ドラマなんかで、このノーシーボ効果を使った殺人トリックが利用されたりしていますからね。
で、皆さんお気付きだと思いますが、プラシーボ効果もノーシーボ効果も、どちらも「思い込み」によって起きる効果なんですよね。
思い込みには、これだけの影響力があるわけですから、当然皆さんの日常生活においても、思い込みによる影響があっても不思議ではありませんよね。
幾つか例を挙げてみますと、例えば
私は次の試験に受からないに違いない
とか
きっと彼女に振られるに違いない
とか
彼が浮気するに違いない
なんて思い込んでしまったら、これらはノーシーボ効果的な影響する可能性がありますよね。
もちろん
必ずこのプロジェクトは成功する
とか
きっと彼女と結婚できる
というプラシーボ効果的な影響を与える可能性もあるわけです。
よく自己啓発セミナーやカウンセリングで
ポジティブに!
と言われる理由は、こういうところにあるわけですね。
私個人としては、全くネガティブがないのも問題だと感じているんですけどね。
それは、今の隣国国民を見ていればわかりますよね(笑)
隣国国民は、超がつくポジティブですから。
でも、超ポジティブだからといって、問題が解決しているわけではなくて、より問題が大きくなっていっていますでしょ。
ポジティブだけというのは、問題から目をそらすマイナス効果もあるので、ネガティブも多少は必要になるわけです。
いつも言っていますが、この辺りはバランスが大切なんですよね。
プラシーボもノーシーボも、やっぱりバランスかもしれませんね。