幸せ気質と影響力
プレジデントオンラインに
という記事がありました。
幸せ気質に限らず、影響力というのを、人は皆持っています。
楽しい人のそばにいると、周りも楽しい気分になれるし、ネガティブな人のそばにいると、気分が鬱々としてきたりね。
たとえば、やる気のある人と一緒に仕事をしていると、何となく自分もやる気になってきたり、熱心に練習している人とかかわると、自分も練習しようと思えたりね。
影響力は「他人を巻き込む力」と言い換えてもいいかもしれませんね。
最近、企業のトップの方とかかわる機会が多くなりましたので、いろんなトップの方を観察してみることができるわけです。
そしたら「かかわりたい」と思うリーダーと、「かかわりたくない」と思うリーダーに、やっぱり分かれるわけです。
それは、自分との相性であったり、利害関係の有無であったりという要因も少なからずあるわけですが、それ以上に「その人が持っている気質」に左右されているところも多分にあるように感じるわけです。
心理学講座などでよく話をすることで、
お金持ちは、自分のことを「お金持ちだ」とは言わない
というのがあります。
お金持ちはお金があるのが当たり前。
当たり前のことは、本来口には出さないですからね。
わざわざ口にするということは、それは本人にとって当たり前でないからですし、話した相手のリアクションに期待しているともいえるわけです。
自分の自慢話ばかりをしている人や、自分の話ばかりをする人って、まさにそうかもしれませんね。
同じように、幸せ気質の人は、幸せなのが当たり前ですので、普段は幸せについて考えたりはしないわけです。
幸せでない状況になった時に、幸せの大切さを誰よりも理解できるからこそ、当たり前の幸せを、普段から大切に思えるのかもしれませんね。
私が個人的にかかわりたくないと感じるリーダーは、当然自分のことを自慢する人。
それが笑い話だったり、お酒の席の肴であれば問題ないんですけどね。
あと、悪口や陰口も、聞いていていい気分にはならないわけですが、愚痴を言っている自覚が本人にあると、それほど悪い影響は受けないんですよね。
影響力の強弱は、意外と本人の自覚と関係があるかもしれませんね。
自分に対しての自覚がある分だけ、自分の影響力を上手に調整できるのかもしれません。
よきリーダーって、やっぱり自分の影響力をちゃんと理解しているのでしょうねぇ。