好奇心とコミュニケーション
好奇心とコミュニケーション
人というのは、「自分と同じ」ところが相手にあることを感じると、親近感を持つ生き物です。
外国に旅行に行ったとき、同じ日本人に親近感を感じるみたいにね。
先日、とあるレストランの店員さんと仲良くなったのですが、仲良くなった理由が「お酒が飲めない」という共通点からでした。
店員さん曰く「お酒が飲めない人の気持ちを考えてコースメニューを考えても、わかってくれる人がいなかった」からだそうで、私もお酒が飲めないから、きっとわかってもらえると思ったそうです。
そのほかにも、同じ飲み会の席で、水曜どうでしょうのファンということでえらく仲良くなったり、同じ神戸出身ということで、ローカルネタで盛り上がったりと、まあよくあるわけです。
パートナーシップにおいても、相手と自分の「共通点」を見つけることで、人はどこか安心感を覚えます。
逆に、同じであることを望み過ぎて、違うことを認められなくなったりすることもあります。
心理学的にいえば、マズローの所属欲求にあたるのかもしれない、とか考えたりもするのですが、それ以上に「違いを受け入れられる」ことも大切だし、たくさんの「同じ」を自分の中に取り入れることも大切なのかな、という気がします。
それはいろんな経験や知識を幅広く蓄積することで、他人のいろんな話題についていけるようになる感じですかね。
これもお酒の席ですが、なぜか私の席の向かいに熱狂的な阪神ファンがいまして、85年の優勝時の話なんかをするわけですよ。
しかもマニアックな(笑)
まあ関西人なら85年は皆それぞれに思い出がありますから、相手の話に食いついていけるわけです。
今度はそこからそれぞれの野球思い出話に花が咲き、話題が膨らんでいく。
これらのすべては、好奇心あってのことなんですよね。
何かに興味を持つ。
それが一点集中であっても、分散して幅広くても。
何かに興味を持った分だけ、人にも興味を持つことができる。
興味のない事には全く反応しないのも当然ありです。
が、それを新しい興味の対象として、相手の話を聞いてあげると、これでコミュニケーションは出来上がってしまうわけです。
コミュニケーションが難しいと感じているあなた!
まずは興味を持って、相手に接してみてくださいね。
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