変化に対する恐れの対処法
ここのところ、私の周りでは、変化の波にもみくちゃにされている人が非常に多いようで、そのフォローに、私自身もあたふたしております。
徹夜なんてざらでありますからね。
自分自身が変化を起こす時は、本当にいろんなことが起きます。
コラムでで書いたように、家電製品が壊れたり、
人間関係が劇的に変わってしまったり
わかりやすいところでは、生活環境、例えば学校であったり、職場であったりが変わったり
周りも一緒に変化に巻き込まれたり
まあ日常生活のあちこちで、いろんな影響が出るわけです。
当然、変化そのものをコントロールすることはできません。
無理やり変化をコントロールしてしまうと、すごくしんどくなったり、にっちもさっちもいかなくなったりします。
これを一般的に「抵抗」というわけです。
たとえるならば、バンジージャンプの台の上で、恐くて飛べずにうだうだしているようなものです。
飛ばないなら、飛ばないと決めてしまえばいいし、飛ぶならさっさと覚悟を決めればいい。
そのどちらも選択できないから、なかなか飛べずにうだうだしてしまうわけです。
抵抗とは、まさにこの状態と同じなんですよね。
人は、変化することを怖がります。
理由は二つ
一つは、未来は全くコントロールできないから
コントロールできないことは、たとえそれがステキなこと、幸せなことであっても怖くなりますからね。
もう一つは、もう「今」には戻ってこれなくなるから
たとえ今が自分にとって、幸せでないとしても、「今」というのは自分のコントロールできる範囲内にあるわけです。
なぜなら、わかっていることはコントロールできますし、不幸なことほどコントロールしやすいですからね。
ところが、一度変化を始めてしまうと、コントロールできる「今」を手放すことになりますから、もう二度と現状に戻ることはできなくなるわけです。
現状に未練がない人や、本気で現状を変えたい人は、さっさと変化できますが、たとえ不幸でも、現状に未練がある人や、コントロールできないことが怖い人などは、「今」にしがみつくわけですね。
変化に対する恐れ
これは、カウンセリングをしていくうえで、必ず出てくる問題でもあります。
また、生きている限り、すべての人がぶつかる問題でもあります。
この恐れをいかに克服してもらうか、カウンセラーの腕の見せ所、とでもいいましょうか。
私個人の意見として、この変化に対する恐れに関しては、本人の意思で克服しない限り、成長にはならないんですよね。
言い換えれば、本人が自分の力で克服しない限り、何度も追試が待っている、という感じですね。
ま、追試を受けさせてくれるだけでも、親切といえるのかもしれませんね。
何度でもチャレンジができるわけですから、何度失敗しても大丈夫、ということですからね。
失敗を恐れず、チャレンジすること。
これが変化に対する恐れの最大の対処法といえるでしょうね。