基本の大切さ
ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんのお言葉です。
無駄なことをたくさんすること
これ、いい言葉だと思います。
ずっと前から言われていたことなのですが、私は化学の世界に長くいたから感じていたことでもあるのですが、ある時期から、短期で結果が出るものばかりに評価が集中し、長期的な取り組みに対して、全く評価しなくなったなぁ、と感じていたんです。
それは、以前ある方がノーベル賞をとった時に言われていたことで、日本のノーベル化学賞のほとんどが、長い年月をかけて積み上げてきた基礎化学について、評価されているんですよねぇ。
基礎化学って、全く日の目を見ないし、すごく地味だし、お金にもすぎにはならない。
結果だって、数年後、数十年後にならないとわからない。
それをおろそかにすると、実はかなりきけんなんだなぁ、と、隣国を見ていて思います。
やっぱ基礎を抑えるって、大事だし、最終的に強いんですよね。
どんなに経済が発展しても、第一次産業がなくなってしまえば、人は生きてはいけないですからね。
基礎、基本を軽視する人って、やっぱり足元が華奢なんですよ。
基礎がしっかりとしていない土地に家を建てるようなものです。
どんなに立派な家でも、ちょっとしたことですぐに壊れてしまう。
「しくじり企業」という動画があって、一時は超有名になって、結局つぶれてしまった企業についてお話している動画があるのですが、やっぱり基礎がガタついている、もしくは基礎をしっかりとしないうちに大きくなってしまった企業がほとんどなんですよねぇ。
なかには、自分たちで基礎を壊してしまった企業もあったりしますが(笑)
基礎をおろそかにしない
急がば回れ
こういったことをしっかり踏まえないと、足元をすくわれてしまいますので、ご注意くださいね。