化学反応と心理学
先日ふと感じたことがあります。
私は、人の心は化学反応に似ていると感じるんです。
誰かと接して、かかわって、大なり小なりの影響を受けて、こころが化学変化を起こす。
そして、以前とは違う心に変化していく。
化学を勉強している人にはわかりやすいのですが、化学反応を起こす時、爆発的に反応するケースや、触媒と呼ばれる物質を使わないと反応しないケース、酸では反応しないがアルカリで反応するケース、温度によって変わるケースなど、いろいろな反応の仕方があるんですよね。
これって、人とのかかわりにすごくよく似ているわけですよ。
誰かと出会うことによって、人生が大きく変わったり、間を取り持つ誰かがいないと、関係が発展しなかったり、今まで全くかかわりがなかったのに、環境が変わったら、急に関係が深くなったり。
もちろんプラスの反応だけではなく、マイナスの反応もあります。
一度実験中、ばかなクラスメイトがシアン化カリウムを水道に捨てたんですよ。
シアン化カリウム、別名青酸カリですよね。
これはシアンと水が反応して有毒ガスが発生したわけです。
まあ全員死ぬかと思いましたよ。(普通死ぬって)
人とのかかわりも同様で、自分に悪影響を与える人とかかわれば、苦しんだり不幸になったりしますし、今まではよい関係だったのに、そこに別の誰かがかかわることで、関係が悪化したり、なんてことはよくある話ですよね。
で、こころも良い人と反応すればよい成長になりますが、悪い人と反応すると、当然悪い反応になってしまうわけです。
また、どれだけ良い反応をしても、反応事態無限につづくわけではなく、必ず反応は終わるんですよね。
恋愛も、絶えずお互いが変化をしないと、飽きられたり、倦怠期になってしまったりしますからね。
これもクラスメイトですが、化学の実験で、薬品の順番を入れ間違えて、強烈な臭いとともに黒い物体が試験管からどばどば飛び出してくるんですよ。
半径3メートルにわたってまき散らされるわけです。
反応が終わるまで約3分ほど、呆然と立ち尽くしましたよ。
結果至近距離にいた私が一番被害をうけました。
教科書が燃えましたからね(笑)
今から考えれば、危ない実験を飄々とやっていたもんですよ。
よく死人が出なかったものです(笑)
当時の私のあだ名が「クラッシャー中原」
さて、どれだけ壊したんでしょうねぇ。
最高額は当時470万円の分析機器でした。
後輩が私のことを「伝説」と呼んでいたくらいですからねぇ。
そのうち「イデ」でも発動しますかね。(わかる人にしかわからない)
・・・話を戻して。
今私は、たくさんの人にお会いして、強烈な化学反応をしてきました。
もちろん私とかかわった皆さんも、いろんな化学反応を起こしたことでしょう。
良くも悪くもね。
その結果どのような物質が出来上がるのか。
もしかしたら猛毒になっているかもしれません。
錬金術を完成させるかもしれません。
そのへんは、ふたを開けてのお楽しみ、ですね。
ちなみに、私が理想としているのは化学平衡ですけどね。
さささ、みんなで化学のお勉強をしましょうね。