分離感、孤独感の解消方法
私には、分離する癖があります。
元々集団にいると、浮いた存在になりがちですから、昔から分離する癖があったわけです。
一番古い記憶で、小学4年のころからありますねぇ。
人には、所属欲求というのがあります。
自分が何かに属していることで、安心したり、心が落ち着いたり、満たされたりするわけですね。
この場合の所属とは、例えば日本人であるとか、○○社の社員であるとか、そういうのも含まれます。
人は必ず、何かに所属しているわけです。
霊長目ヒト科に属していますからね(笑)
分離感というのは、この「所属している」感覚が得られなかったり、その場所にいること事態に違和感を覚えたりして、誰とも繋がっていないと感じることです。
何かに属している
それだけで、つながりがあることを実感でき、人は安心感を得られたりするものです。
日本語が全く通じない外国にいて、道に迷ったとします。
これって、すごく不安ですよね。
そんなときに、どこからか日本語が聞こえてきたら、かなりほっとすると思いませんか?
人は本能的に、安心できる場所を探します。
分離感、孤独感が強いのは、この安心できる場所が見つからないか、見失ったか、立ち入ってはいけないと思っている可能性があるわけです。
分離感や孤独感は、自分が誰かや何かと、つながっていると感じられることで感じなくなるわけです。
つながりが感じられない。
これは、恐れや不安、怒り、自己嫌悪、傲慢、自意識過剰、頑固、欲求、期待など、いろんな感情によって、感じられなくなります。
まるで、スマホの電波がちょっとしたことで途切れて、ネットにつながれなくなってしまう、みたいな感じですね。
分離感がある
孤独感がある
こういう時は、皆がつながってくれないのではなくて、自分自身が誰とも繋がれていない証拠だ、というのは、以前の心理学講座でもお話したと思います。
さらに、自分自身とのつながりが感じられないときほど、他人とのつながりを求める傾向にもあります。
もう少し簡単な言い方をすると、自分が嫌いだったり、自分が信じられないときほど、他人とのつながりを求めがちになる、といった感じでしょうか。
分離感、孤独感の解消方法は、自分から行動することなんですよね。
自分からつながりにいく
もちろん、自分から繋がりにいっても、相手がつながってくれないことなんてたくさんあるでしょう。
それでも、あきらめずに何度でも、いろんな人につながりを求めていく。
以前カウンセリングの師匠が、こんな話をしていました。
不良が少年院に入って、刑期を終えて出所したとしても、社会は不良を無条件で受け入れてはくれない。
結果、彼を受け入れてくれるのは、不良仲間だけだったりするから、彼はまた不良になっていく。
受け入れる社会
寛容な社会
皆がそう感じられる社会が、皆の心の中にある孤独感や分離感を小さくしてくれるのかもしれませんね。
本当の自由って、こういった社会の中でこそ、育まれるものなのかもしれませんね。