円満に別れながら関係をやり直すには(別れる直前のパートナーのコミュニケーション5)
5円満に別れながら関係をやり直すには
円満に関係をやり直す秘訣は、実は別れてあげることなんですね。
そして、ただ分かれてあげることではなく、円満に別れる最大の秘訣は、「相手の想定を覆すこと」です。
実際にカウンセリングであった話ですが、夫が「別れてほしい」と突然言ってきたとき、妻は躊躇なく「いいよ」といったそうです。
あれよあれよと離婚の手続きが終わり、2ヶ月ほど経った頃、元夫が「やり直したい」と言ってきました。
そのときには妻は「やり直してもなぁ」と思ったそうです。
話を聞いてみたら、夫に別れ話をいわれたとき、本心では別れたくなかったのですが、なぜか反射的に口から「いいよ」と言う言葉が出てしまったそうです。
よりを戻そうと言ってきたときは「なんか元の鞘に納まってもなぁ」という気分だったそうです。
ここで大切なのは、夫側の心理です。
夫の中では、きっと離婚に反対するだろう、そしたら離婚してもらうために同相手を言いくるめようか、などと考えていたかもしれません。
それが、拍子抜けしたわけです。
夫からすれば願いは叶ったわけですが、想定外の出来事ですよね。
さらに、別れようといったのは夫ですから、全ての責任は夫側になります。
これが離婚に反対してもめるような事になると、「やっぱ離婚してよかった」と離婚という選択肢に加担してしまうわけです。
必ずしもこのやり方がうまくいくわけではありませんが、相手の想定を外す事で、主導権をこちらが手にする方法といえるかもしれません。
本当はこんな事しなくてもいいのが一番いいんですけどね。
余談ですが、別れた側は社会的成功を手に入れやすく、別れられた側は精神的成長を手に入れやすくなります。
ちょっと面白いですねぇ。