優秀の意味とは?
カウンセリングをしていても、またカウンセリング以外でも、こういう話をたまに耳にします。
結婚はしなくてもいいけど、子供は欲しい。
この辺りに関しては、人それぞれの考え方などがありますから、特に言うことはありません。
ただ、先日この手の話の中で、こんなことを言ったクライアントさんがいました。
良い遺伝子、優秀な遺伝子が欲しい。
この手の話を聞くと、必ず思い出すのが「機動戦士ガンダムSEED」なんですよねぇ。
で、相手からこの話を聞いていて、ふと疑問を感じたんです。
で、その疑問を聞いてみました。
優秀な遺伝子って、どういう遺伝子なの?
一般的に優秀な遺伝子とは、例えば頭や顔がよかったり、身体能力や特殊能力に優れている人の遺伝子であったり、とか聞くわけです。
私が疑問に思ったのはここです。
人間から見て優秀な遺伝子って、そういう定義になると思うのですが、では遺伝子的に見て「優秀な遺伝子」って、実は違うのではないだろうか。
遺伝子にとって一番重要なことは、「未来に種(子孫)を残すこと」だと私は感じています。
つまり、繁殖能力や生き残る能力が遺伝子側から見る優秀さではないか、と感じるわけです。
だとすれば、人間が考える「優秀さ」はそれほど重要ではなく、たくさん子供を作ることができたり、生命力がある方が優秀な遺伝子、となるのではないだろうか、と考えたんです。
それが正しいかどうかなんて私にはわかりません。
私は遺伝子の専門家ではありませんからね。
しかし、あちこちで浮気しまくったり、遊びまくっている人ほど、結構子供ができてしまった、何て話をよく聞くような感じがします。
言い換えれば、遊び人のダメンズみたいな人が、遺伝子的には優秀である可能性が出てきてしまうわけです。
クライアントさんには
自分が望む遺伝子と、遺伝子自体が望む遺伝子が一致していない場合、どちらが優先されるんでしょうね?
遺伝子自体が望む遺伝子、なんてすごく変な言い方ですが、これは遠回しに「無意識が望んでいる遺伝子」という意味に近いと解釈してもらっていいです。
何を持って優秀と捉えるかは、人それぞれ違います。
それは遺伝子とて同じようなものかもしれません。
なぜ、そう望むのか?
その理由を、きちんと考えてみた方がいいのかもしれませんね。