与えることで自分を満たす
前回のお話は前置きで、今回から本番になります。
与えることで自分を満たす
というのが、本日のテーマです。
これはどういうことかと言いますと、自分を満たす方法って、ただただ誰かから与えられたり、誰かから奪わない限り満たされない、と思っている方もいるようですが、実際には「人に与えることで、自分自身を満たす」という方法があるんですよね。
前回のお話のように、自分に興味を持っていくと、多くの場合自分の中だけで完結しがちになります。
それは、周りが見えなくなってしまうのと同じなんですよ。
しかし、そこで「誰かに伝えること」を考え始めたとき、相手に伝える方法を考え始めるわけです。
そして、相手に伝わった瞬間、相手がどう反応してくれるのかを想像します。
そこで、相手が驚いてくれたり、喜んでくれたりしてくれたら、伝えてよかったと思うわけです。
自分自身が、人に対して何かを伝えることができた。
そして、伝えたことで、相手が笑ったり喜んだり、楽しんだりしてくれた。
この相手の二つの事象が起こることで、伝えた自分自身の心は満たされるわけです。
ところが、自分を満たそうと思って同じ行動をしても、なぜか心は満たされないんですよ。
不思議ですよねぇ。
理由は、自分を満たそうと思っている段階で、意識のベクトルは自分を向いたままで、相手に向いていないんですよ。
つまり、与えることで満たされるためには、意識のベクトルが正しい方向を向いていることが大事なわけです。
自分の心と、相手の心にバランスよくベクトルが向くことによって、お互いが満たされる条件がそろう。
言い換えれば、ただ自分の欲だけで行動をしても、心を満たすことは難しいし、それが犠牲や罪悪感からくる行動でも、自分も相手も満たされることはないわけです。
人の心を満たし、自分の心も満たされる。
ここに、与えて満たされる極意があるみたいですね。
さあ、あなたもこの極意を極めてみませんか?