リスクについて その2
心の問題で、リスクを軽減する方法ですが、実はたった一言なんです。
自分を信頼し、開き直る
たったこれだけなんです。
簡単じゃないでしょ(笑)
大変なことは、自分を信頼することそのものではなく、自分自身を信頼できるようになること、なんですよね。
例えば、みんなの前で英語のスピーチをしなければならなくなったとします。
どれだけ自分に自信があっても、練習くらいしますよね。
自信のない人でも、練習に練習を重ねて、自信がつくくらい練習したら、同じことですよね。
でも、だからといって本番がうまくいくとは限らないわけです。
つまり、自分を信頼すれば、リスクを軽減することはできますが、リスクそのものをなくすことはできないわけです。
ここで、開き直ることが必要なんです。
うまくいかなくても、命を取られるわけではない。
生きていさえすれば、またチャンスはあるわけですからね。
ここでよく考えてみてください。
うまくいかないかも、と感じてしまうと、それはリスクになりえますが、それ以上に、恥をかくことも、大きなリスクになってしまうわけです。
恥をかきたくなければ、恥をかくようなことはしなければいい。
だから、何もしない。
でも、リスクを追わなければ、欲しいものを手にすることもまた、できないんですよね。
言い方を変えると、リスクがあるということは、それだけ自分がほしいと思っているもの、自分が目指している目標に近づいていることを意味します。
その昔、私は吹奏楽部に所属していて、打楽器を演奏していました。
コンクールで、私はシンバルだったのですが、なんといきなり私のソロから曲が始まります。
まあ緊張するわけですよ。
たった1回シンバルを鳴らすだけなのに、たくさんの練習をしました。
結果
本番で音がならなかったんです(泣)
まあ見事にリスクを回避できなかったわけですが、終わってみれば、いい笑い話になっています。
リスクとは、マイナスの要因ではなく、プラスの要因に近づいている証拠です。
リスクですら楽しむことができれば、人生そのものが楽しくなるかもしれませんね。