マナーと心理学
楽器をもって電車に乗ることが多くなったわけですが、毎度のことながら、楽器がそれなりに大きいので、まあ周りに多少なりとも迷惑がかかるわけですよ。
仕方ないんですけどね。
ただその時の周りにいる人たちの反応が、観察しているとわかるわけですよ。
中には、あからさまに舌打ちしたり、中には押してきたりわざと小突いたりする人もいたりしますからね。
ただ、ふと思ったことがあるわけです。
大きい荷物をもって電車に乗る、なんてことは、誰にだってあることなわけですよね。
当然のことながら、立場が入れ替わることが簡単に起こるわけです。
で、心理学の基本法則。
やったことは、やり返される。
自分自身が、大きい荷物をもって電車に乗っているときに、自分がしたことと同じことを周りからされたって文句は言えないわけですよね。
それでも、文句を言う人は言うんですけどね(笑)
そう考えると、本当のマナーってなんだろう、と思うわけです。
たとえば、テーブルマナーとかビジネスマナーというのは、一種の作法であったりルールなわけですから、まあ理解できるわけです。
ですが、たとえば電車の中とか、公共の場所での振る舞いというのは、マナーやルール以前に、周りや相手に対する配慮があることをマナーというんじゃないかと思うんですよね。
ただ、四六時中マナーが悪い人というのもそんなにいないだろう。
ちょっと機嫌が悪い時とか、フラストレーションがたまっているときとか、心に余裕がない時なんかに、周りに対する配慮ができなくなり、「マナーが悪い」態度をとってしまうことのほうが多いのかもしれませんね。
それだけ、心に余裕がない人がたくさんいるんだろうなぁ、と感じるわけです。
心に余裕を持つ
これって、自分を幸せにするためにも、周りを平和にするためにも、とても大切なことかもしれませんね。