ナンバーワンとオンリーワン②
さて、ナンバーワンとオンリーワンのお話。
まだ続きがあります。
組織には、大きく二つの考え方があります。
個人主義と全体主義
個人主義とは、個人が優先される社会
全体主義とは、全員が優先される社会
たとえば、今の世の中は個人主義の方向性にあります。
個人の主張をしやすい社会になりましたからね。
昔の社会は、全体主義だったわけです。
個人よりも、社会やみんなのため。
私的には、どちらも一長一短です。
個人主義のいいところは、自己表現がしやすいという点です。
全体主義のいいところは、和を以て貴しとなす、という点です。
では、個人主義の悪いところは、自己を主張しすぎて、他人に対する思いやりを亡くすことで、全体主義の悪いところは、違うことを許さないという点です。
で、これがナンバーワンとオンリーワン、この話とどうつながるのか。
実はどちらも、個人主義と全体主義のバランスから成り立っています。
ナンバーワンというのは、個人主義的な発想から始まり、全体を巻き込む形で成長していくわけです。
オンリーワンというのは、全体に配慮していく形で、個人的に自分を確立していくわけです。
良い方向に出れば、どちらもよいリーダーシップになっていくわけですが、悪い方向に出てしまうと、独裁的、独善的になってしまったりするわけです。
そのなかで、どうしても社会のシステムや環境になじめない人って、いるんですよね。
だいたい、1~2割の人たちになります。
こういう人たちは、本来であれば全体主義があっているのに、個人主義の場所にいなければいけなくなったり、個人主義でいたいのに、全体主義の中にいざるを得なくなったりと、自分がより良いと感じられる環境にいないことがあります。
結果として、こういった人たちは組織から分離してしまい、孤立したり、引きこもってしまったりしてしまうわけです。
そうすると
ナンバーワンの個人主義
ナンバーワンの全体主義
オンリーワンの全体主義
オンリーワンの個人主義
と、4つのどれに自分が当てはまるのかによって、自分にとって居心地のいい環境が推測できるわけです。
もともとはシンプルなはずのこころが、なぜ複雑になっていくのか。
こういう感じで、項目がどんどん増えて細分化されていくからなんでしょうねぇ。
なんか、こういった話だけで、本一冊以上ネタが出てくるかもしれない(笑)
そこまでやるきはありません(笑)
ま、続きは気が向いたら、もしくはこの講座の反響がよかったら書きます。