ナンバーワンとオンリーワン①
みなさんもご存じの曲だと思いますが、SMAPの歌で「世界に一つだけの花」というのがあります。
作詞は牧原教之さんで、この歌詞の中に、このようなフレーズがあります。
ナンバーワンにならなくていい、もともと特別なオンリーワン
今回は、このナンバーワンとオンリーワンのお話です。
以前、TVチャンピオンに出演した時、私はこういいました。
「男性はナンバーワンになろうとする、女性はオンリーワンになろうとする」
ナンバーワンを目指すというのは、男性的なエネルギーや思考が必要になります。
オンリーワンを目指す場合、女性的なエネルギーが必要になるわけです。
どちらがいいとか悪いとか、そういう話ではないんですよね。
ただ、この二つは交わらないんです。
ナンバーワンでオンリーワン
これは理想ではありますが、こういう人って、実際一握りの人しかなれないですからね。
ナンバーワンを目指す場合、個人的な感情や同情、仲間に対する想いとか、そういうもの以上に、目的や目標が重要になるわけです。
当然、オンリーワンなんて考え方をしたら、歩みが遅くなってしまいますから、ナンバーワンという目的のために、オンリーワンを遠ざけてしまうわけです。
オンリーワンを目指す場合、それぞれの個人そのものを尊重しますので、ナンバーワンのやり方や考え方は、相いれないものになります。
例えるならば、東京から大阪まで車で移動する。
誰よりも早く大阪に着きたい、と思えば、寄り道一切なしで車を走らせればいいわけです。
一方で、すべてのサービスエリアに停車し、その土地の景色や食べ物を満喫する。
当然大阪に着くのは遅くなりますが、その道のりは楽しいものになるわけです。
すべてのサービスエリアに停車し、かつ誰よりも早く大阪に着く。
これはスピード違反をしないと無理ですよね(笑)
自分が目指しているもの
自分が本当に求めているもの
それがナンバーワンなのか、オンリーワンなのか。
これがはっきりしていないとき、人は迷うわけです。
例で例えると、お金持ちになるセミナーに参加して、お金持ちになりたい。
でも、自分が本当に求めているのが、安心だったり、恋人だったり、幸せだったりすると、これはお金のあるなしとは少しずれてしまいます。
お金持ちになる、というのは、ナンバーワンの発想で、精神的なものを求めている場合は、オンリーワンの発想になるわけです。
一番バランスがいいのは、ビジネスはナンバーワン的な発想、プライベートはオンリーワン的な発想を持つことができれば、理想的ですよね。
まあ、人はそこまで器用にできないみたいですから(笑)
自分が求めているものが、ナンバーワンなのか、オンリーワンなのか
一度、自分を確認してみてもいいかもしれませんね。