デモデモ星人の心理とは5 デモデモ星人のもう一つの姿
デモデモ星人のもう一つの姿
前回、「最終回」と銘打ったのですが、最終回執筆後に「あっ、ぬけてた!」ということに気づき、急きょ「番外編」二つを書き上げました。
もうちょっと、お付き合いくださいませ。
実は、デモデモ星人は、エナジーバンパイアでもあります。
もちろん、必ずしもそうであるわけではありません。
そもそも、エナジーバンパイアは、満たされない欲求をひたすら満たそうとするときに、相手から無意識にエネルギーを「奪う」か「交換する」行為をします。
そうすると子で、一時的に満たされるわけですが、無自覚なのと、本当に欲しいものではないので、またすぐに満たされなくなるわけです。
今回のケースのデモデモ星人も、じつは「満たされない欲求」を満たすためにデモデモ星人になってしまうケースがありますので、自然とエナジーバンパイアとなってしまう可能性があるわけです。
では、この「満たされない欲求」とはなんでしょう?
答えは単純です。
無条件の愛情
なんですよ。
それは、親から子に与えている愛情と同じもので、こころが求めているのは、親の腕に抱かれて、安心して守られている感覚。
全てを受け入れてくれる感覚。
一審に愛情を与えてもらっている感覚、
つまり、愛がほしいわけです。
で、これも以前お話ししましたが、「自分が望む形での愛情」なわけですよ。
母親からもらえなかった愛情を、母親の代理から愛してもらう。
ところが、欲求が強すぎると、しょせんは「代理」「代用品」となり、すぐに愛情を感じなくなってしまうため、ひたすら求め続けてしまうわけです。
まあ人であれば、男女問わず大なり小なり、親の愛の代わりを求めている部分はあるわけですけどね。
ただ、それが抑圧やコントロール、過保護や虐待など、ゆがんだ形で蓄積されてしまうと、デモデモ星人になったり、エナジーバンパイアになったり、残念さんになったりと、いろんなひずみになるわけです。
ただ、バンパイアになってしまうことも、デモデモ星人になってしまうことも、必ずしも悪いことではありません。
これは次回お話しいたします。