シンプルなことほど難しい
シンプルなことって、すごく簡単に見えるんです。
たとえば、卵焼きを作る、というのは、料理をする人であれば、一度は卵焼きを作ったことがあるくらい、簡単です。
しかし、卵焼きをおいしく作る、となったら、どうでしょう?
シンプルな料理ほど、作り手の力量が出ますから、なかなかにプレッシャーかもしれません。
私が習っていた三線も、店舗のいい曲や、難しい曲ほど、ちょっとしたごまかしがききますので、覚えてしまえば難しくはなくなるんですよね。
でも、すごくゆったりとした、三線の音色と唄を聞かせる曲になりますと、曲事態は簡単なのに、まったくごまかしがきかなくなりますので、非常に難しくなります。
カウンセリングなどをしていても、シンプルなことほど、行動に移すことが難しい傾向にあるように感じます。
まあドラマなどで、なかなか「好き」と言えない、みたいなものですよね。
すごくシンプルな言葉
ありがとう
ごめんなさい
助けてください
愛しています
など、こういった言葉を、誰かに伝えるのは、結構勇気がいるときがあります。
特に男性が「助けてください」というのは、まあ死んでもいやなときがありますしね(笑)
シンプルな言葉を伝えるとき、どれだけ自分が、自分の気持ちに「素直」になれるか、というのがかぎになります。
まあ皆さん、素直じゃないわけですよ。
で、素直になれず、たった一言が言えないがために、怒ったり、抱え込んだり、けんかしたり、気を使いすぎたり、遠慮したりして、より誤解が大きくなってしまい、取り返しのつかないことになったりすることも、よくあるわけです。
ちなみに、素直なこととわがままなことは、イコールではありません。
なぜなら、わがままは、自分の欲求を相手に押し付けることであって、素直なこととは、自分の思いを相手に伝えること、だからです。
つまり、素直さというのは、欲求のように求めてはいないわけです。
ここらへんを勘違いすると、大変なことになりますので、気をつけてください。
よく考えたら、素直になる、というのも、言葉で聞くと非常にシンプルなことですよね。
まあ、それだけ難しい、ということになるのでしょうね。
ついでですからもうひとつ。
難しいとできないも、イコールではありませんから、気をつけてくださいね。
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