エゴについてのお話

エゴについてのお話です。

先日カウンセリングで、こんな話になったんです。

奴隷解放運動で、奴隷が解放されて「今日から君たち奴隷は自由だ」といわれたとして、奴隷はどのように行動、選択するのか。

物語などではよくある有名なお話ですよね。

結果として、多くの奴隷は今までの生活を選択するわけです。

人って、どれだけいいことであっても、突然の大きな変化にはついていけないときがあります。

そんなときは、今までの生活や洗濯を選ぶ傾向にあるわけです。

ましてや、自由というのは「好きにしていい」ということではなくて、すべて自分で決められると同時に、すべて自己責任である、ということでもありますからね。

今まで通り奴隷でいれば、衣食住は保証されるし、自分で決めなくていいし、上がいい人であれば、今のままでいいと思う人も当然いるわけですよ。

まあ洗脳されているという可能性もありますけどね。

で、自分が幸せになろうとしたときに、自分のこころが自分を攻撃してきて、なかなか一歩が踏み出せなくなる。

どうせお前なんて

とか

そんなことしたって、無駄無駄

とか

今まで努力してきたことのすべてが無駄に感じてしまったり

とか、エゴは自分の弱点を巧妙についた言葉で、自分が変化することを思いとどまらせようとする。

すると、たとえ目の前に自分が幸せになれる選択があったとしても、選ぶのにものすごく躊躇してしまうわけです。

で、結局お間まで通りの選択をして、自分の幸せを逃がしてしまう。

もったいないお話だと私は感じます。

エゴの声に耳を傾けてしまう。

これは無意識にやってしまいます。

エゴの声に引きずられてしまわないためには、自分自身と向き合い、自分をよく知ることが不可欠です。

だって、エゴは自分のことを自分よりもよく知っていますからね。

エゴ以上の自分に対する理解がないと、エゴに引きずられてしまいますからね。

ただ、エゴをおとなしくさせる方法が二つあります。

その二つは、次回お話しましょうね。

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