なぜ私は愛されないの? ~恋愛の落とし穴~ その4

さて、前回の課題からわかりますように、今回のテーマは「くせ」です。
 
人は誰でもくせを持っています。
 
それは口ぐせだけではなく、しぐさや行動のくせであったりもします。
 
くせというのは、自分ではなかなか見つけることができません。
 
なぜなら、くせのほとんどが「無意識」でやっているからです。
 
人というのは、脳から伝達された指示通りに体を動かしたり、言葉をしゃべったりします。
 
言い換えるならば、「くせ」は本人が自覚していない状態で脳が命令を出していることになるわけです。
 
そうすると、くせは「本人が自覚していない無意識からのメッセージ」としてみることができるからです。
 
たとえば、難しいことを考えていたり、テストの問題を解いているときに難問にぶち当たったとき、多くの人が腕を組んだり、顔や頭に手を持ってくることが多くなります。
 
なかには鉛筆をかんだり、頭をかいたり、たたいたりする人もいるかもしれません。
 
この場合腕を組むというのは、自分の世界に入り込むことを意味しており、周りを遮断することを意味します。
 
顔や頭に手がいくのは、脳に刺激やストレスを与えることで活性化を図ろうとしているのかもしれませんね。
 
しかし、問題を考えている当の本人は、自分の手がなぜそのように動いているのかは知る由もないわけです。
 
つまり「くせには何らかの意味がある」ということですね。
 
そして、くせと無意識が密接な関係があるということは、それを探し出すことができれば、相手の無意識の気持ちを理解することが可能になります。
 
相手のくせを知ることができれば、相手の言葉を信じれらなくても、くせから相手の本音を探ることは可能であるといえるわけです。
 
そうなると、「彼からひどいことを言われた。もう私は彼から愛されていないんだ。」と思ったとしても、その言葉が本当かどうかを調べることが可能になってくるわけです。
 
言葉はうそをつきますけれど、無意識はうそをつけませんからね。
 
だからこそ、相手のくせを良く探しておいてください。
 
ついでに自分のくせもちゃんと探しておいてくださいね。
 
自分のくせを探すと、自分を知ることもできますからね。
 
さて、今回の課題です。
 
普段使っている言葉の中で
「~しなければいけない」
「~して当然である」
「~してあたりまえ」
とどれくらい思っているでしょうか?
 
「恋人なんだからこれくらいできて当たり前」「夫なんだからこれくらいはして当然、なのになんでしてくれないの」などと日常ではいがいとこれらの言葉ってたくさん使われているかもしれません。

そこで、自分自身がどれくらい使っているかをチェックしてみてくださいね。

では、次回をお楽しみに

※この講座は、2011年08月8日に掲載されたコラムを、加筆修正したものです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です