なぜ私は愛されないの? ~恋愛の落とし穴~ その6
今回のテーマは「感情」です。
前回の課題で、自分が愛されていないと感じているとき、感じている感情はほとんどがネガティブなんですよね。
そのネガティブな感情をそのままにしておくと、どんどん体の中にたまってくるわけです。
そして、そのネガティブな感情が体の許容量を超えてしまったらどうなるでしょう?
ほとんどの場合、自分や他人に対して攻撃的になります。
このような状態の人に近づきたいとはさすがに誰も思いませんよね。
感情は調味料とよく似ています。
多少料理に失敗しても、調味料によっておいしくすることもできますし、逆に調味料を大量に入れてしまうと、どんなにいい食材を使っても、おいしくなくなってしまうこともあります。
つまり、感情が大量にあったり、またまったくなかったりすると、相手からは嫌がられるということになるわけです。
すると、自分にとって、相手にとって適量の感情の量というのがあるのかもしれません。
自分にとって感情の量が多すぎると、感情に振り回されてしまい、伝えたいことを伝えられなくなってしまいます。
また、相手にとって感情の量が多すぎれば敬遠されますし、少なければ物足りなくなるわけです。
また、本来伝えたい感情が「うれしさ」だったとしても、恥ずかしさから「つっけんどんな態度」をとってしまったら、これは砂糖と塩を間違えるくらいのミスしてしまう可能性があります。
調味料は正しく、適当に。
これが健康には一番いいんですよね。
同じように、感情は正しく、適量にすれば、心の健康には一番いいのかもしれません。
では、感情を適量にするにはどうすればいいか、ですが、まずどれくらい感情がたまっているかを理解する必要があります。
人は我慢をしますから、ある一定の量までは溜め込むことができます。
しかし、どれくらい溜め込んでいるかを把握しておかないと、分量を間違えてしまう可能性があるわけです。
そのためには、いったん感情をすべて外に吐き出して空っぽにすることをお勧めします。
要するに、体の外に出すことができれば、それは発散になるわけです。
スポーツをするもよし、カラオケで歌うもよし、井戸端会議をするもよし、絵を描くもよし、やり方は人それぞれいろいろなものがあります。
ある一定量出し切ると、すっきりした気分になれます。
本来はその状態が普通なんです。
そのときに自分が今まで、どれだけ「味付けが濃いかったか」気がつくことでしょう。
感情を発散できないという方がたまにいらっしゃいますが、これは別の問題が隠れている可能性があります。
まずは感情を発散することがここでのポイントですね。
ただし、怒りの感情を怒りの形で発散すると、やった分だけブーメランのように返ってきてしまいますから、このやり方だけはお勧めしませんので、ご注意ください。
さて、今回の課題です。
今までいろいろな原因を探ってきました。
今までの原因にどれも当てはまらなかったという方がいるかもしれません。
どれもちゃんとできているのに、恋愛がうまくいかない!
そんな方もいるでしょう。
次回はそんな方のためのお話になります。
では、次回をお楽しみに
※この講座は、2011年09月3日に掲載されたコラムを、加筆修正したものです。