「迷惑をかける」という考え方について
人に迷惑をかけたくない。
そう思う人って、大勢いると私は感じています。
私だって、そう思っていますからね。
でも、最近、この「迷惑をかける」という事に、もしかしたら勘違いがあるんじゃないかと感じたんです。
それは、人に迷惑をかけることと、人に頼らないことは、イコールではない、ということです。
しかし、自立している人を見ていると、どうやらこの二つがイコールになっているように感じるわけです。
なぜそうなるのか考察してみると、人に頼ってしまうと、頼られた人はきっと迷惑がるだろう、と感じるから、でしょうね。
結果として、頼る=迷惑をかけるになりますから、頼ってはいけないになるわけです。
もちろん、頼っても助けてくれないときもあります。
それは、頼られた相手に余裕がないからであって、決して自分に問題があるのではないかもしれません。
問題があるとすれば、よほど日ごろの行動が悪いということになります。
実はこのパターン、自己嫌悪が強い人ほど、イコールになっております。
ここで皆さんに質問です。
だれにも頼らずに、自分一人で生きている人
みんなに頼られて、みんなに支えられて生きている人
本当に自立している人はどちらでしょう。
本当に自立している人は、たくさんの人から頼られ、助けを求められます。
だれにも頼らずに一人で生きている人は、自立と言わず、孤独といいますよね。
孤独=自立であれば、前者が自立になります。
ですが、人として見たときには、後者のほうが自立した人だと私は感じます。
自立というのは、誰にも頼らないことではなく、誰かに頼られ、誰かに支えられて、みんなに必要とされる存在、ではないかと感じるわけです。
さて、皆さんは、頼る事と迷惑をかける事がイコールになっていないでしょうか?
ちょっと、自分を顧みてみてくださいね。