性格について

性格というのは、いろんなところから様々な影響を受けています。

で、皆さんに質問です。

自分の性格って、変えることができると思いますか?

答えはイエスであり、ノーです。

解説しますと、性格って変えることができない部分と、変えることができる部分とがあると感じるからです。

私は、変えられない性格の部分を先天的影響と呼び、これは遺伝子など、親から引き継がれた部分と定義しています。

また、変えられる性格の部分を後天的影響と呼んでいて、これは環境など、生後受けた影響の部分と捉えています。

詳しく説明しますと、自分の性格で、親から受け継いだ部分、例えば、どこか親と似ている部分や、親と同じものの見方や考え方をしてしまう部分などは、先天的影響かなと私は考えています。

例としては頑固とか大人しいとか、そんな感じですね。

また、自分では選択できなかった部分、例えば性別とか血液型とか、そういったものも、先天的な部分に分類する時もあります。

では、後天的な部分とはどのようなものでしょう。

それは住環境であったり、友達関係や恩師との出会いであったり、クラブ活動や引越しなど、生まれてからの環境やその変化などで形成された性格の部分で、これは自分や周りの選択や、本人の捉え方によって変えていくことができるのではないかと感じるわけです。

例えば内弁慶とか、自己価値の低さであったりとか、自己嫌悪であったりとかね。

これは私の個人的な見解ですが、だいたい性格の4割程度が先天的なもので、残りが後天的なものと推測しています。

自分の力ではどうにもできないこと(先天的な部分)を変えようとしても、それはすごく大変な作業と労力が必要になるでしょう。

それよりも、自分の力でどうにかできそうなこと(後天的な部分)を変えたほうが、作業的には楽ですし、おそらく先天的な部分も、上手に扱えるようになるのではないか、と私は感じます。

で、実を言いますと、後天的な性格を変えることで、先天的な性格の捉え方をほんの少し変えることができるんですよ。

そうすることで、先天的な性格からくる影響を、小さくすることができるんですよね。

例えば、頑固という先天的な性格があって、これを後天的な性格によって「自分は頑固だから、まず意固地にならずに相手の話に耳を傾けてみよう」としたとすると、頑固さはかなり小さくなるわけです。

この後天的な部分(環境要因)を変えていく作業が、ある意味カウンセリングのお仕事と言えるかもしれませんね。

問題はあっても構わない。

その問題を小さくする方法を、探し出せばいいだけですからね。

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