心の再学習①

以前、とあるテレビかなにかを見ているときに、このようなお話を耳にしました。
 
人間は繰り返す事で学習する。
 
こう聞けば当たり前の事ですよね。
 
 小学生のとき、九九や漢字の書き取りなど、何度も繰り返し、反復する事で、最終的には体が覚えてしまうみたいな感じで学習した覚えがあります。
 
 また、このように学習した事って、大人になってもちゃんと覚えているものなんですよね。
 
私は小中学校時代にボーイスカウトに参加していたのですが、そのとき何度も反復して繰り返し覚えたロープワークは、今でも忘れていませんからね。
 
 何度も繰り返し覚える事って、大切なんですよね。
 
ここまで考えて、ふと気がついたんですよ。
 
もしかしたら、心も同じなのかなって。
 
心も反復する事で、学習していくのかもしれないとちょっと思ったわけです。

例えば「自分はだめなやつ」と言い続けていると、心が「だめな自分」と学習し、結果として「だめな自分」を証明する行動をさせてしまうのではないかな、とか思ったりしたわけです。
 
自分の考えがネガティブな人や、人生がうまくいかないと感じる人などは、もしかしたら「だめな自分」や「ネガティブな自分」と心が学習しているのかもしれませんね。
 
しかし、同時に「自分は運がいい」とか「自分はついている」「できる」「うまくいく」「幸せになれる」など、自分にとってよりよい言葉、例えば自画自賛のような言葉をたくさん言い聞かせて心が学習していくと、心はちゃんと「よい自分」と学習してくれるんですよね。
 
実際に、夢を叶えている人や、好きな事で人生を楽しく謳歌している人の多くは、自分に対して「よい言葉」の学習をちゃんとさせている人が多いように私は感じます。
 
「自分って、すごいやん」「自分って、面白いなぁ」「私はきっとうまくいくと信じてる」などと、自分にとってよい言葉をきちんと学習してあげられると、人生それなりにうまくいくかもしれないわけです。
 
それは「根拠のない自信」とでもいいましょうか、自己暗示とでも言いましょうか、人は自分に言い聞かせるだけで、人生を変える事は可能なのかもしれません。
 
しかも、こういう人たちって、自画自賛しているのを他人が聞いても嫌みに聞こえないからすごいなぁ、と私は感じるわけです。
 
ではなぜ、自画自賛が嫌みに聞こえないのでしょう?
 
私の考えですが、理由は大きく二つあるように感じます。
 
次回に続きます。
 
※この講座は、メルマガ「毎日読める「恋と仕事の心理学」  ★2013/7/16号★」に掲載されたものを、加筆修正したものです。

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