好奇心について

私は好奇心が非常に強いほうで、興味を持つととことんまでのめりこんでしまう傾向があります。

同時に飽きっぽくもありますけどね(笑)

その昔、私はアナログな人間で、デジタル系のものは本当に苦手でした。

しかし、仕事でどうしてもパソコンを使わなければいけなくなり、パソコンを触りだしたら、興味をもってしまったわけです。

そのうちパソコンそのものに興味を持ったのですが、さすがにどう学んでいいかわからない。

その時に私がとった行動は!

非常にパソコンに詳しい友人がいたので、自作パソコン(当時デスクトップパソコンは10万以上していました。ノートパソコンなんて20万以上してましたからね)を作ってもらったんです。

大体6万円くらいで。

で、そのパソコンをばらしては組み立てて、パソコンの中身を覚えていったんです。

私のやり方は大体どれもこんな感じです。

実際にやってみたほうが覚えが早く、深く興味を持つことができるわけですよ。

今教室に習いに行っている三線も同じですね。

ただ、こちらの方はちょっと飽き始めている可能性が出てきておりますが(笑)

興味を持つ、というのは、結果無意識が「楽しい」と感じないとなかなか興味を持つことってできないんですよね。

言い換えれば、それが嫌なことであっても、意識が動じてもそちらに向いてしまう、なんてことがあったら、それは無意識レベルでは「楽しい」ことになってしまうわけです。

例えば、失恋して傷ついて、その傷に浸り続けて、ずっとうじうじしている、まあこれは私自身のことでもありますが、こういう時は、どれだけポジティブに意識を向けようとしても、失恋の傷に意識がいっているわけです。

傷に興味を持っているのかもしれませんね。

無意識レベルでは、傷に浸って遊んでいる、ということになりますかね。

これは傷を癒すために必要なプロセスでもありますし、いくら目を背けても傷がいえることはありませんからね。

ただ、傷に浸り続けるのは問題ですし、傷を無視するのも問題なんですよ。

人が行動する原動力に、怒りやモチベーションなどがありますが、この好奇心も、人が前進する原動力としてはすごく大きいんですよね。

例えば、怒りやモチベーションなどは瞬発力に優れていますから、すごく前進する力は大きいですが、いかんせん持続力がないんです。

さらに、怒りは自分自身を燃やすようなものですから、自分自身、特に心の負担が大きいんですよね。

それに比べれば、好奇心は瞬発力は怒りには及ばないのですが、持続力は怒りよりもはるかに長く、かつ心の負担も軽いわけです。

瞬発力はないけれども、持続力に長けているものは楽しさです。

どれを使って前進するかによって、行き先が同じでも道筋は変わってくる、ということでもありますね。

短距離か中距離か長距離か、みたいな違いですよね。

自分が今何に興味を、好奇心を持っているか。

それは、今の自分を見ればわかります。

怒りに興味を持っているのかもしれませんし、悲しみや逃避に興味を持っているのかもしれません。

恐れや哀れみ、楽しさ、自己満足、犠牲、自己攻撃、復讐、たいくつなどなど、こころが興味を持つことって、いい悪い関係なく、たくさんあるわけですよ。

何も興味を持てない、ということも、興味が持てないことに興味がある、もしくは「興味を持つ」こと自体に興味があるのかもしれませんね。

ちょっと、今の自分を振り返ってみて、今の自分が何に興味があるのか、見てみるのも、また好奇心のなせる業ですね。

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