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心理学講座「残念さんの取扱説明書〜⑭〜」

第2章 残念さんの種類

 

2-4欲求型

⑩ニーズさん

ニーズさんは、イメージすると

栓が抜けたお風呂にお湯を注ぐようなもの

とお考えください。

お湯をどれだけ浴槽に満たそうとしても、栓が抜けていますから一向に湯船がいっぱいになることはないわけです。

でも、ニーズさんは

「もっといれて、もっといれて。」

と、この湯船を「満たす」ことだけを考えているわけです。

一番の問題は「栓が抜けている」ことに全く気付いていないし、指摘しても一向に聞き入れないところにあります。

結果として求められた側がすごくしんどくなり、関係を切りたくなってしまいます。

 

言い換えれば、

ニーズさんは心の飢え(欲求)を満たすことに集中している

わけで、とにかく自分の欲求を満たすことしか考えていません。

欲求を満たすためなら何でもします。それこそ、犯罪を犯す人もいるかもしれません。

この欲求がゆがんだ形で出てくるのが、「毒親」だったりもします。

 

<残念事例7>

夫が依存傾向。妊娠、出産をへて、関係性が苦しくなってきた。

離婚すべきかどうか。

 

夫婦二人でいるときは、共依存(この夫婦の場合)でバランスをとってきたため、結果的にうまくいってきたわけです。

しかし、子供という第三者の登場で共依存のバランスが崩れ、夫側の今まで満たされていたニーズが満たされなくなった。

同時に、共依存は両方がニーズを満たしあう状態で、たとえるならば「互いに傷をなめ合っている状態」なのですが、子供ができたことで妻は子供に意識を注ぐことになり、夫は妻から満たされていたニーズを子供に「取られてしまった」と感じてしまいます。

そして、満たされないことで夫は妻に不満を持ち、関係が保てなくなってしまうわけです。

そして「父」としての責任がさらに夫にのしかかってきますからね。

 

 

<残念事例8>

さみしがりや。依存傾向が強くいつも恋愛していたい。

付き合えた人数が3人と少ない。そして、付き合えた人はみんなダメ男だった。なんで?

 

具体的な内容は省いていますが、3人とも、ダメ男以前の問題で、社会的モラルに反する人立ちばかりでした。

そして、この相談事例はすべて欲求を満たすための存在としてパートナーがある、という感じになっていますね。

自分が感情のトイレになることで、共依存の関係を作ってしまっています。

「依存している」と自己申告していますが、精神的には自立しています。

感情を引き受けている側が自立側ですからね。

また、依存というのは他罰の傾向があります。自立側は自罰傾向です。

クライアントさんは、一人でいると依存、パートナーと組むと自立になるパターンに感じられます。

自分より依存の高い男性ばかりを、結果として選んでいるようですね。

依存を求めながら、依存できないパターンとでもいいましょうか。

このような場合、自立と依存のバランスを取ってしまえば、こういうパートナーを引き当てることもないし、自己嫌悪も減ります。

この場合は、自立しすぎていることに気がついていない事が問題なんですよね。

 

まっしろな紙に、小さな黒い点があったら目立ちますよね。

その点をクローズアップして「私は依存なんです。」というのが「自称依存さん」です。

自分で気が付いていることは目立つこと。気づいていないことのほうが本質なんです。

 

初対面の人に、「私は男です」「私は日本人です」と自己紹介する人は、普通日本に生活していればあまりしませんよね。

当たり前の事は、口にしないんですよ。

 

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