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情けは人のためならず

2013年8月14日付の読売新聞に、こんな記事が掲載されていました。

 

【「情けは人のためならず」幼児の行動観察で実証】

 

私なりに要約しますと、親切な行動をする子供が人に親切にしている様子を1メートル以内で見ていた子供が、その後10分間でどのような行動を取ったか観察した、というものでした。

 

その結果、見ていた子供は親切な行動を取ったり、好意的な言葉で話しかける回数が増えたりしたそうです。

 

このほかにも、別の記事で、日本各地の子供を集めて、一緒に遊ばせたら、10人中8人が、関西弁になっていた、という実験もあったんですよねぇ。

 

たった一人の子供が、関西弁を繰り返し話すことによって、どんどん周りに影響を与えて、ほかの子供たちに派生していった、というわけですね。

 

面白い研究結果だなぁと思っていたのですが、良よく考えれば、子供に限らず大人だって当てはまる行動でもあるかな、と感じたわけです。

 

昔、ブルースリーの映画を見た後に、自分がブルースリーのような格闘家になったような気になったり、感動的な映画やドラマなどを見た後などは人にやさしくしようと思ってみたりとか、日常生活ではよくあることかもしれません。

 

言いかえるのであれば、人はいろんなものに感化されやすいということですね。

 

そう考えると、逆に人に親切でない人がいたら、その人の周りにいる人たちは、他人に親切にしよう、とは思わなくなってしまう可能性だってあるわけです。

 

人は人の行動に感化されやすい、と考えた場合、人は人の行動をまねて、自然とコピーをして学習しているようにも感じます。

 

よい行いをする人のそばには、よい行いをする人の影響を受けて学び、よい行いをする人が増えるでしょうし、他人に対して批判的な人のそばには、批判的な人の影響を受けて、自分も批判的になってしまうかもしれません。

 

これは子供に対しても、パートナーに対しても、友人や職場に対しても同じかもしれませんね。

 

言葉で相手にわかってもらおうとするより、自分がお手本になり、行動で繰り返し指示していくことが、相手にとっては一番の学びなのかもしれません。

 

「朱に交われば赤くなる」たしかこんなことわざもありましたよねぇ。

 

「情けは人のためならず」

 

は、人に良いことをすればまわりまわってよいことが自分に還ってくることを意味しますが、広い意味でとれば、自分が人に対してしたことは、まわりまわって自分に戻ってくる、と私は感じています。

 

自分が人にやさしくなければ、みんなからやさしくはしてくれないかもしれませんし、人に対して攻撃的であれば、人からも攻撃されているように感じてしまうかもしれません。

 

歯をむき出しにして唸っている犬を見て、かわいいとは思えないですからね。

 

また、自分は周りに何もしていないのに、周りは自分にいやなことをたくさんしてくる、と感じることもあるでしょう。

 

この場合は自分が周りに何かをしているかではなく、自分がその環境にいることが自分の居場所だと思い込んでいる可能性がありますから、今回のお話とは少し違う話になりますね。

 

このお話は、また機会があればお話ししてみようと思います。

 

情けは人のためならず。

 

いっぱい人に親切にして、それでも周りから親切が帰ってこないと感じる人は、小さな円ではなく、大きな円を描いて廻っているのかもしれません。

 

一年で成長して帰ってくる魚ではなく、数年たって大きく成長し帰ってくる鮭のように、突然大きな親切が還ってくるかもしれませんから、受け取り損ねないようにしてくださいね。

 

※この講座は、メルマガ「毎日読める「恋と仕事の心理学」  ★2013/8/27号★」に掲載されたものを、加筆修正したものです。

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