新しい心理学講座を書こうと思い、喫茶店に行った時のことです。
実際に書き始めてみると、
んっ?
と、違和感を覚えたんです。
この心理学講座は、もしかしたらまだ公開してはいけないんじゃないか、とね。
そう感じた理由は、内容がクライアントさん向けでなく、カウンセラー向けになっていること。
そして、カウンセリングをするにあたって、非常に大事なポイントじゃないかと感じたからです。
私にとっては当たり前に感じていたことなのですが、これは一つ間違えると、勘違いするカウンセラーが増えるんじゃないだろうか。
言葉を扱う職業をしておりますので、言葉を使うときは、それなりに慎重になります。
コラムや心理学講座を執筆するときも、伝えたいことを、間違って解釈されないように、かなり言葉を選んでいます。
それでも間違って解釈されることはあります。
そこは、自分の力不足ということですね。
昔、あるクライアントさんからお話を聞きました。
私とそっくりなカウンセリングをするカウンセラーがいると。
話を聞いてみると、そのカウンセラーは、私の表現を真似していたわけです。
真似をすること自体はいいことなんですよ。
まねることで、技術を習得して、最終的に自分のものにできればいいわけですからね。
ところが、そのカウンセラーは、表現やノウハウだけをまねて、肝心の「中身」をまったく私から学んでいなかったわけです。
私は、ちょっとへこみました(笑)
私のカウンセリングは、論理的にお話をするので、非常に頭がいいように見られがちなんですよね。
しかし、実際にカウンセリング中にそれほど頭を使っていません(笑)
自分が感じたものを、言葉に置き換えているに過ぎないわけです。
つまり、私のカウンセリングは、ほとんど感性、感覚を使っているわけです。
表現が論理的なだけ、なんですよね。
どれだけ、誰かのまねをしても、自分がその誰かになることはできません。
私だって、師匠のまねをして「そっくりですね」と言われていた時代がありますからね。
大切なことは、そこからいかにして「自分らしさ」を付け足していくか、なんだと私は感じています。
自分らしくなればなるほど、それは「個性」としてなじんでいきます。
自分らしくあること。
それは、クライアントさんだけでなく、カウンセラーにも言えることなんですよね。
まあ私の場合、その個性が強すぎるのが、難点かもしれませんけどね(笑)
個性とは、人と違う、自分だけのものです。
個性があること。
その時点で、すでに自分は特別な存在であることなんですよね。
自分の個性を理解し、その個性を使いこなすことができれば、それは誰にもまねのできない「オンリーワン」になっていくわけです。
目指す先は「オンリーワン」な自分。
そんな歌がありましたねぇ(笑)
余談ですが、途中まで書いた心理学講座は、このまま封印です(笑)
この内容が知りたい方は、私の講座かワークショップにご参加いただければ、お教えしますよ(笑)