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心理学講座「期待の心理学」

みなさんは、人から期待されたらどのような気分になりますか?

 

うれしくなりますか?
それとも、プレッシャーを感じるでしょうか?
両方感じる人もいるかもしれませんね。


人というのは、とかく期待をする生き物です。
こんなことがあったらいい、こんなことができたらいい、こうしてくれたらいい、そこにはいろいろな期待が存在しています。


たとえば、宝くじが当たればいい、というのも期待ですし、パートナーに対して「これくらいわかるやろ!」というのも、相手に対する期待の一つなんですよね。


また、「何でこんなことができない!」と怒るのも、実は期待の裏返しでもあります。


人は気がついていないところで、たくさん「期待」をしています。


そこで、みなさんに質問です。
期待したことって、どれくらいかなったでしょう?
おそらく多くの人が「意外とかなっていない」と答えるでしょう。


期待してもあまりかなうことはない。
そう経験が教えているにも関わらず、人は期待をしてしまうわけです。


そして、期待通りでなかったとき、人はどう感じるでしょう?


想像してみてください。


宝くじを買って、100万円当たった!と思って、銀行に行って換金しようとしたら「当選金は1万円です」といわれたらどんな気持ちですか?


相当へこみますよね。


では、この「期待がはずれたとき」に感じる感情を感じなくするためには、どうすればいいでしょう?


方法は3つです。


期待通りの結果を出すか、期待しない、されないように振る舞うか、期待そのものを始めからないものとするかのどれかになるわけです。


「人から好かれたり妙に期待されたりするとだんだんしんどくなって、そこから状況が変わって逆に嫌われるようになったりす る」というのは、期待通りの結果を出そうとがんばって、途中で期待されないように振る舞い、相手が期待しない自分になることで安心する、という心理が働い ているのかもしれません。


ではなぜ、人は「期待」するのでしょう?


最初の期待は「される」ことから始まります。


子ども時代、初めて何かができたとき、たいてい親からほめられたりします。


そうすると子どもは、もっとほめられたくてがんばったりします。
しかし、大人の目線で、子どもががんばっていることが「当たり前」になってしまったら、大人は子どもをほめるでしょうか?
たぶんほめたりはしませんよね。


逆に当たり前になってしまったことができなかったら、大人は子どもをどう扱うでしょう?


一般的には、怒ったりしかったりしますよね。
そうすると、子どもは「ほめられたい」からがんばるのではなく、「しかられたくない」からがんばってしまいます。


さらに、そこで大人が「比較」をしてしまうとどうなるでしょう。
「~ちゃんに比べてあなたは」といわれたら、どんな気分になるでしょうか?


ましてこの「~ちゃん」が子どもの目から見ても優秀に見えたとしたら、同じことをして「~ちゃん」にかなうと思うでしょうか?


たぶん子どもの視点では「かなわない」と感じるでしょうね。


そうしたら、同じやり方では評価されないのであれば、違うやり方を選択するのが常套手段となります。


そのやり方とは、「すべての期待を裏切ってから、自分のできることをする」というやりかたです。


これは以前、TVチャンピオンでモデルさんにあったパターンなのですが、はじめは失敗ばかりをして、「自分はできない、期待はずれな人間である」ということをまわりに印象付けます。
そのあとで、ちゃんとできるわけなのですが、そうすると、周りの印象がマイナスからプラスに転じますから、評価が上がるわけです。


はじめから期待されて、その期待に沿うためにがんばっても、これだけの評価が得られないわけですから、自然と相手の期待を裏切ってから結果を出すようになるわけです。


実はこのパターン自体も、「防衛機能」といわれる、自分自身を守る手段なんですよね。


まだまだお伝えしたいことはたくさんありますが、これ以上書いてしまうと、かなり長くなってしまうので、読むほうも大変だと思うので、今回はこのあたりで閉めたいと思います。


機会があれば、この続きをお話できればと思います。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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