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心理学講座「心の温度差を感じたとき」

まずは質問です。
水温10度の水1リットルと、水温50度のお湯1リットルをあわせてかき混ぜたら、何度になるでしょう?


簡単な理科の問題ですね。
答えは30度です。


実は心の温度差も同じで、違う温度差の心を混ぜ合わせることで、その中間に当たる温度にお互いが変化するものです。


これこそが、コミュニケーションということになるでしょう。


本来「心の温度差」というのは、誰にでもあるものですし、自分ひとりの中にも温度差は存在します。
しかし、相談などにあるように「かき混ぜる」ことを拒絶してしまう人というのは、どこかに「周りから影響される恐れ」であったり「周りから侵食される恐れ」や「温度が変化する(自分が変わる)ことへの恐れ」などが考えられるわけです。


逆に、相手が温度変化を拒んでくる場合もあるでしょう。
その場合は、あなたからの影響力や変化を恐れていると捉えていただければいいでしょうね。


人というのは、多少の差はあっても、必ずお互い影響しあうものです。
その影響によって、人は楽しんだり、悲しんだり、愛し合ったり、傷ついたりと、さまざまなことを経験し、学び、成長していくわけです。
しかし、その温度変化を受け入れられない状態がある場合、そこには自己嫌悪や罪悪感が存在しています。


相談などによくある「これを繰り返してると罪悪感と自己否定ばかり重ねてしまうように思えます。」というのは実は逆で、もともと罪悪感や自己嫌悪があるから、温度差があることや温度変化を受け入れられない、ということなんですよね。


コミニュケーション阻害するものの代表的な要素の中に、この「罪悪感」と「自己嫌悪」があります。


このようなパターンを持つ人は、一般的に過去の経験から生まれてくるもので、過去に「相手の温度にあわせようとがんばった結果、その頑張りを無意味なもの である」と絶望したか、「周りの環境が自分の温度に合わせてくれて、自分が誰かの温度にあわせるということを誰からも教わらなかった」かのどちらかになる でしょう。
 
しかし、実際には「相手の温度にあわせる」ことや「自分の温度にあわせてもらう」ことはどちらも正解ではありません。
正解は「かき混ぜる」ことなんです。


相談などの内容にあるように、「関係を絶つ」というのは、この「かき混ぜる」行為を拒絶することでもあるわけです。


最初の質問のように「お互いが熱を交換し合うことで、お互いにとっての最適な温度に全員が変化する」ことが、温度差を感じたときにコミュニケーションでもっとも大切なものになるでしょう。


例として、お風呂を沸かしたときに、上の方が熱くても、底のほうが水のまま、ということは皆さん経験でありますよね。


そこでお風呂をかき回すことなく入ろうとする人は余りいないと思います。
まあかき混ぜるわけですよ。
そうすると、気持ちのいい温度へと変わっていくわけです。


ちょっとイメージしてみてください。
お風呂の中に氷を入れます。
もし氷が「誰が解けるもんか?!」と必死になって氷のままでいようとしていると思ってください。


それって、見ていてどんな感じがしますか?
まあどのように見えたとしても、かなりエネルギーを使っていますよね。
つまり、「自分の温度をキープする」というのは、変化しないために相当なエネルギーを消費しているという意味があるんですよ。


まずは自分にしろ相手にしろ、必死になって「今の自分」を守ろうとしていることに気づいてください。


そして、「今の自分」を守ろうとすればするほど、もともとあった罪悪感や自己嫌悪はどんどん強くなって、さらに強いエネルギーで「今の自分」に固執していきます。


最終的には、必ずではないにしろ、大切なものをすべて失っていくわけですよね。
これをよい関係に少しでももっていこうと考えられるのであれば、まず自分の気持ちに気づくことです。


相談などにあるように、自分から「混ざる」ことをしないのは自分自身の選択です。


自分で選択しているわけですから、本来問題にはならないわけです。
しかし、心のどこかでそれを問題と感じている以上、そこには「混ざりたい」「温度差を埋めたい」という気持ちがあることに気がついてほしいわけです。


まず自分の気持ちに気づくこと。


これがコミュニケーションの第一歩ですので、みなさんもできる範囲でかまいませんので、チャレンジしてみてください。


最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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