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2016/10/4 感情の再認識について

ここのところ、ずっと家の整理をしております。
 
いらないものは処分できるだけ処分しているわけですが、その中に、食料の備蓄と言うのがありました。
 
私は震災の経験者ですから、自然と食料を備蓄する習慣がついています。
 
で、定期的に食料を買い込むわけですが、気がついたら意外と場所をとったりしているわけですよ。
 
一度食料も整理しないとなぁ、と思いながら、整理を続けていたわけですが、このほど、家の食料がほとんど無くなりました。
 
すると、面白いものですねぇ。
 
ちゃんと自分自身が不安を感じているんですよ。
 
ああ、震災の記憶が、こんな形で残っているんだなぁ、と素直に実感しました。
 
これは面白い経験でした。
 
記憶と言うのは、時が経てば忘れる事があります。
 
でも、そのとき感じた感情や感覚って、忘れてないんですよねぇ。
 
ふとした事で同じ感情や感覚を感じたとき、過去に経験した同じ感情や感覚が、ちゃんとよみがえってくるんだ、と思いました。
 
心理学では、これを「感情の再認識」と言ったりします。
 
今その感情を感じて言うわけですが、その感情は以前感じた感情も一緒に感じている、となるわけです。
 
わかりやすく言えば、目の前で子供が転んで膝を擦りむいたとします。
 
膝からは血が出ています。
 
それを見た瞬間「あ、痛いだろうなぁ」と感じてしまう。
 
実際痛いのは転んだ子供であって、自分ではありませんよね。
 
でも、転んだ傷を見たときに、自分が転んだときの感覚がよみがえって、あのときの痛みを感覚がリアルタイムで感じるわけです。
 
で、その「リアルタイムで感じている痛み」と同じものが、転んだ子供にもあると感じて「痛いだろうなぁ」となるわけです。
 
他にも、思い出し笑いとか、街を歩いていて、カレーのにおいが漂ってきたら、カレーが食べたくなったりとか、こういうのも「感情の再認識」の一つと言えるでしょうね。
 
日常の中で、当たり前のように感じている「感情の再認識」
 
これが思い出し笑いやカレーが食べたくなる、くらいなものであれば問題ないわけですが、例えば、失恋した痛みから、失恋するのが怖くて恋愛ができなくなったり、嫌われたくないから自分の主張を抑圧したり、なんて事をしていると、今度は現状の生活に支障が出るかもしれないわけです。
 
現状の生活に支障が出るようであれば、これを「トラウマ」という表現に変えた方がいいのかもしれませんね。
 
心の問題というのは、基本的に「今の日常生活に支障が出ない」のであれば、どうこうする必要はありません。
 
しかし、今の生活に支障が出るようであれば、それはきちんと「問題」として扱い、対応していく事が求められるわけです。
 
今、幸せだと感じられないときは、それは日常生活に支障が出ているのかもしれませんよ。
 
よ〜く自分と向き合ってみてくださいね。

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