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正しい権威について

今、2ヶ月にわたり、一人のクライアントさんに付きっきり状態になっております。


まあそれだけ大変な状態なわけですよ。


本来であれば、そこまで深く関わるのはカウンセラーとして御法度です。
普段はやりません。


でも、クライアントさんにとってそれだけのサポートが必要なときもあります。
フリーのカウンセラーだからこそできる、と言ったところでしょうね。
まあ所属していたときの方がもっと無茶をしていましたけどね(笑)



で、これだけのサポートが必要な理由は、裁判になる可能性があるからです。


実務的な部分は弁護士さんがしているわけで、私はクライアントさんの後方支援をしているわけですが、今回のこの件で、ちょっとおもしろい事に気がつきました。


何がおもしろいかと言うと、裁判や争い事などで、現実的に権威が強い方が、支離滅裂なことを言うんですよね。


例えば、経営者と従業員のもめ事であれば、経営者の方が、夫婦間のもめ事であれば、より力関係の強い方が、客観的に観て「それはおかしいだろう」という事を平気で言ったりします。


念のために言っておきますが、もちろんそうでない人もいますよ。



で、裁判沙汰に限らず、パートナーや上下関係がある間の喧嘩において、権威がある方が辻褄の合わないことを言うことがよくあります。
これはなぜなのでしょう?

権威がある、ということは、相手よりも社会的にも精神的にも立場が上なわけですから、そんな支離滅裂な事を言ったり、つじつまが合わない事を言ったりしなくてもいいように感じます。


しかし、権威があって、かつ支離滅裂なことを言う人は、こころの中にいろいろあるんだろうな、というのが想像がつくわけです。



例えば、恐がりさんだったりとか、「私は悪くない!」と主張していたりとかね。


これは、権威があり、相手より立場が上にも関わらず、精神的には「格下」になっている事を意味しています。



そもそも、人はなぜ権威を手に入れたいと思うのでしょう?


権威というのは、私から観れば「他人に対する影響力の強さ」みたいなものですから、正しい振る舞い、つまり、正しい権威の使い方をしていれば、支離滅裂な事は言わなくてもいいわけですよ。


でも、正しくない権威の使い方をしていると、権威そのものが「コンプレックスを補うため」とか「欲求を満たすため」になってしまい、権威本来の「人に正しい影響力を与える」ことができなくなり、権威=攻撃性になってしまうのかな、と感じます。



私が所属していた団体では、このような事を「権威との葛藤」と呼んでいます。


もともとは権威を持っている人自体が、権威に対して強いコンプレックスがあり、間違った解釈をして使っているわけです。


ですので、このような人たちは正しい権威を非常に嫌います。
なぜなら、正しい権威は論理的に正しく、支離滅裂なところがないですから、多くの人が納得できますからね。



そもそも権威というのは、人によい影響力を与え、正しい方向性へ導いていく力ですから、誰もが持っているものです。


例えば、夫婦喧嘩をしているときに、子供の笑顔で喧嘩をやめる。
これは子供が「怒りよりも笑顔が大切」ということを両親に教えた事になり、子供が持つ影響力、つまり権威が両親に働いたと言えます。

また、体調が悪くて「もしかしたらがんじゃないか」と不安になって、病院で検査を受けたとします。
検査の結果、医者が「大丈夫です、あなたはがんではありませんよ。」と言われたら、すごくほっとしますよね。
これも権威を使っているわけですよ。



正しい権威というのは、周りに対して安心感を与えます。
間違った権威は、周りに恐怖や抑圧(怒りや不満)を与えてしまうわけです。



ちなみに、間違った権威の使い方は
「私は社長よ、その私の言う事が間違っているとでも言うの?」
とがなり立てたりすることですね。



権威は、人を威圧するためにあるのではなく、人を安心させるためにある。



もちろん威圧するときも必要なときはありますが、必要のないときに威圧しても、お互いにとってプラスにはならないでしょうね。
例えば、子供がしてはいけない事をしたとき、権威を持って諭す事ができないと、子供は正しく権威を学ぶ事ができませんからね。
こんなときは、きちんと権威を使わないといけないわけです。



まあ、一番気をつけた方がいいのは、自分が悪いにも関わらず、自分の非を認めない人がいたら、気をつけてください。
このような人は、明らかに間違った権威を使う可能性が高いですからね。

 

 

 

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