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心理学講座「コミュニケーションがうまくいかなくなったときのチェックポイント②」

「コミュニケーションがうまくいかなくなったときのチェックポイント」

 

第1章     5つのチェックポイント

 

その2「話し手の技術的な問題」

 

 話し手の問題のほとんどが「表現」によるものです。

 たとえばあなたが町を歩いていて道を聞かれたとします。

 もし道を聞いてきた人が日本語も英語もわからない人だったとしたら、どうやって説明するでしょう?

 この場合、道を聞いてきた相手がわかるように、ゼスチャーなり絵に描いたりして、いろんな表現を使いますよね。

 しかし、親密感が強くなりお互いの距離が近くなると、人はこの「表現」について、手を抜いていくんですよね。

 

「わかって当たり前」「知っていて当然」

この気持ちが表現を雑なものにしてしまい、結果として相手に伝わりにくくなってしまうということがよくあります。

 

 そして、人にはそれぞれ個性があるように、皆さんがそれぞれ自分の得意な表現方法を持っていらっしゃいます。

 

中には、しゃべらせれば饒舌だけど文字を書くのが苦手な人だとか、口下手なんだけどメールになると表現が豊かになるとか、そういう人はたくさんいると思います。

人はそれぞれが得意とする表現方法を持っていて、それ以外の方法で表現することは苦手と感じる事が多く、結果的には表現が下手だと思い込んでしまうわけです。

 

 まずは、自分はどのような表現が得意なのかを探してみることが必要かもしれません。

 

絵を描くことなのか。

歌うことなのか。

身振り手振りなのか。

雰囲気なのか。

言葉なのか。

文字や文章なのか。

それ以外なのか。

 

皆さんのピンとくる表現方法は、何ですか?

皆さんの得意なジャンルは、どれですか?

これらを見つけて、表現をしてみる事から始めてみてください。

 

 ちなみに私が一番得意な表現は「身振り手振り」と思っています。

友人は表情、特に眉毛といってくれます。

眉毛は口ほどにものをいう?

そんなのも一つくらい、あってもいいでしょう。

 ではその表現力を磨く一番簡単な方法はなんでしょう?

 

それは「まねる」ことです。

 

 たとえば漫画や小説などを朗読してみたり、役者のせりふを真似してみたり、友人や親や上司の物まねをしてみるというのもいいでしょうね。

踊りやカラオケなどもいいかもしれません。

理想とする人やお手本となる人のまねをするのもいいでしょう。

アイドルの髪形や服装をまねるのと同じですね。

 

 まずは「誰かをまねてみる」それが上達への近道です。

 

 

 

 

その3「話し手、聞き手の感情の問題」

 

 感情は表現のスパイスのようなもので、より伝えたいことを伝えやすくするためのものです。

 

一方で、感情に振り回されてしまうと、本来伝えたいことが感情によって邪魔されてうまく伝わらなくなってしまうこともあります。

 

 これは聞き手に関しても同様で、感情によっては話し手が話しやすくなったり、逆に話したくなくなったりもします。

 

たとえば、子供が何らかの事情で花瓶を割ってしまったとします。

 

 母親が「なんで割ったんか言うてみ! 怒らへんから」と言った顔が、誰がどう見ても怒っているように見えたとしたら、子供は母親の「怒らへんから」という言葉を信じるでしょうか?

 

とてもじゃないけど信じられませんよね。

なぜなら、怒らないのではなくて、すでに怒っているからです。

 

 この例のように、コミュニケーションをとる相手に対して、今の自分がどのような感情でいるのかは意外と影響があるわけです。

 

また、一見おいしそうに見える料理がおいてあったとします。

 でもそれに辛そうな唐辛子が山盛りトッピングされていたら、どうでしょう?

きっと手を伸ばす事を躊躇する人の方が多いでしょうね。

 

 つまり、感情というトッピングのせいで、コミュニケーションをとることをあきらめてしまう可能性が出てきたりしたら、それはもったいないですよね。

 

 また聞き手が仏頂面で眉間にしわがよっているような状態だったり、無反応な場合は話し手は話し易いでしょうか?

きっと話しにくいですよね。

 

 いくらコミュニケーション能力があったとしても、相手の感情が「怒り」や「攻撃」「恐れ」「無関心」などでは、コミュニケーションが取れなくなってしまうわけです。

 逆に、相手に「安心感」や「親密感」があるときは、コミュニケーションはスムーズになります。

 

 自分の感情を理解する一番簡単な方法は「鏡を使う」ことです。

 

 毎日のいろいろなシーンで、ふと自分の顔を見てみると、自分が普段どのような顔をしているのかが鏡に映ります。

それが相手が見ている顔なんですよね。

 同じように、コミュニケーションの様子をビデオにとって見るのもいいですね。

 

 ほとんどの方は、話すときでも聞くときでも、いやな顔を相手に見せたいとは思いませんよね。できれば笑顔のように相手が警戒しない、安心感や親密感が感じられる状態でいたいと思うのではないでしょうか。

 もしそう思われるのであれば、鏡を見て相手が安心感を感じられるような表情を練習してみるのはいいと思います。

 ですが、なかには鏡を見ること自体がいやな方や、ビデオを見るのがいやな方もいるかもしれません。その場合はコミュニケーションに問題があるのではなく、まったく別の問題がある可能性があるのですが、それはまた別の機会に譲ります。

 

自分が相手からどう見えているか。

 

ここがコミュニケーションのキーポイントですね。

 

まずはできそうなところからやってみてください。

 

 

 

 

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